auの「A1302SA」、カメラ機能を試す「くまのプーさん」をキャラクターに採用した三洋製端末「A1302SA」。女性ユーザーを意識したこの端末のカメラはムービー撮影にも対応、11万画素CCDながら使い勝手は良好だ
三洋製の端末を使っていていつも感心するのは、細かいところへの配慮が行き届いている点。このA1302SAも、割り切りと丁寧さのバランスが絶妙だ。 例えばカメラ回り。31万画素のカメラが増える中、11万画素CCDはある意味割り切った部分かもしれない。しかしズームやマクロ、撮った後の加工処理などは細かい配慮が行き届いている。 端末のキャラクターには「くまのプーさん」を採用。待ち受けや着信画面、背面液晶などを「プーさん」仕様に変えられる「With Pooh!」という設定項目も用意されている。
カメラは待ち受け画面から左ソフトウェアキーの押下で起動。開いた状態では決定ボタンとサイドキーが、閉じるとサイドボタンがシャッターになる。撮影サイズは132×176ピクセルの壁紙サイズのみ。このあたりも分かりやすい。 マクロ切り替えは特に用意されていないが、地図や名刺など小さな字の入った印刷物にレンズを近づけて撮るとメモ代わりに使えるぐらいのクオリティで撮影可能だ。
ズームは最大2倍のズームが可能。方向キーの上下でズーム調整が行え、少しずつズームできるよう16段階で徐々に切り替えられる仕組みだ。カメラを起動した状態ではちょうど真ん中に設定されており、上キーでテレ、下キーでワイドに振れる。遠くの被写体を撮るというよりは、近くにある被写体を撮る際に後ろに下がれない、前に寄れないといった時に使うことが前提になっているようだ。ホワイトバランスの調整も、深い階層を辿る必要なく[*]キーと[#]キーで行える。 また、セピア、ネガなどの特殊加工を施しながらフレームを重ねて撮影できるのはあまりほかの端末ではあまり見られない機能。これらを反映させたファインダーを見ながら撮影できるのは面白い。
もちろん撮影した後にフレームや画像加工を施すことも可能だ。フレームを付けた画像をモノクロ加工し、その上に別のフレームを付けてスタンプを押すなど凝った処理も行える。
撮影した後の画像にフレームを付けるときに、位置あわせを方向キーの上下左右でできるのは便利。例えばA1302SAの中にあるパックのフレームなどを付けようと思ったときにはこうした位置合わせが生きてくる。
4つの白色LEDを使った撮影補助用のライトも暗い場所での撮影をアシストしてくれる。
A1302SAでは動画撮影も可能になった。左ソフトウェアキーの長押しで撮影可能な状態になり、開いた状態では決定キーかサイドキー、閉じた状態ではサイドキーで撮影を開始できる。動画撮影も最大2倍、16段階のズームが可能で、撮影しながらのズーム切り替えも可能だ。
撮影した動画は音声付き着信ムービーとして設定できるため、うまくアフレコすればユニークな着信ムービーとして使えそうだ。
11万画素CCDカメラであることを考えると、画質も付加機能も満足がいくレベルで、撮影時や撮影後の機能も豊富で好感が持てる。 あえて難点を挙げるなら、撮影可能なサイズが1種類しかない点と、保存時とサムネール表示時に若干もたつく感がある点ぐらい。至れり尽くせりの多機能ぶりだ。 関連記事 au、カメラ付きソニー・エリクソン端末など、ムービー対応2機種を発表 auの「A1300」シリーズ2機種が発表された。それぞれGPS、BREW機能などは搭載していないが、カメラ付きで動画に対応。「A1301S」はソニー・エリクソン初のカメラ付き端末となる 「A1301S」「A1302SA」が都内で登場 ソニー・エリクソン初のカメラ付き端末は、発売初日からカラーによっては売り切れ。三洋製「A1302SA」は、ムービーメール対応端末最安値での登場となった 関連リンク au [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |