Mobile:NEWS 2003年6月25日 06:57 PM 更新

ケータイカメラ画質研究ラボ
EXILIMに肉薄する発色の「SH505i」(1/2)

505iシリーズの3番手で登場した100万画素CCD搭載の「SH505i」。最大記録画素数では100万に及ばないものの、撮影画像の発色の良さは初代EXILIMに迫る品質だ。

 NTTドコモの505iシリーズ第3弾のメガピクセル機は、シャープの「SH505i」である。先行した「D505i」や「SO505i」がことさら「デジカメである」ことを強く意識し、アピールするデザインになっていたのに対し、SH505iはきわめてオーソドックスな何の変哲もないカメラ付ケータイ。でも重要なのはスタイルじゃない。使ってみて快適かどうかである。

伝統的なカメラ付ケータイスタイルに100万画素のCCD

 SH505iは背面液晶の上にカメラが付いた伝統的なスタイル。撮像素子は4分の1インチの100万画素のCCD(開放F値2.8)。ただし撮影解像度は1024×768ピクセル(約79万ピクセル)と100万には及ばない。得られる画像はXGAに過ぎない(80万画素レベル)ため、メガピクセルと呼んでいいかどうかは微妙なところだ。

 しかし実用的な問題があるかというと全然ないのである。1280×960ピクセルで「さほどきれいでない絵」よりは、1024×768ピクセルの「きれいな絵」のほうがいいに決まっている。そうした意味でSH505iは、すごくいい線をいってる。

 カメラの起動はシンプルで、端末を開いて右ソフトウェアキーのカメラボタンを押すだけ。すると、「静止画」「動画」「文字読み取り」「バーコード」の4つのメニューが現れる。そのまま何も選択しないでおくと自動的に静止画モードになる。


 ここで驚くのは2.4インチQVGA液晶の品質。QVGAなだけなら他社も採用しているが、視認性や色の鮮やかさ、ディテールのシャープさではシャープ製のパネルがピカイチ。「J-SH53」と同様これも素晴らしく、ファインダーとして見ているだけでも気持ちいい。

 メガピクセル機としては珍しく、XGAモードでも縦位置での撮影となる。撮影時には液晶の上6ミリくらいに撮影モードなどの情報が表示され、下にはメニュー項目が表示されるため、上下がトリミングされた状態になる。これは実際に写る範囲が見えないので不便だが、[View]ボタンを押して全画面表示に切り替えればフルスクリーン表示が可能だ(その分各種情報は表示されなくなるが)。

 撮影機能はサブメニューを表示すると設定項目が現れる。撮影サイズ(iショット(S)からXGAまでの6種類)、画質(3種類)のほかは、シーン別撮影でシーンモードをセットできるくらい。シーンもオート/夜景/スポーツ/文字とシンプルで、ふだんは「オート」で全部すませて構わないくらいだ。そしてシャッターボタンを押すと撮影される。

レンズ性能はイマイチだが発色はピカイチ

 撮影すると画面にプレビューが表示される。これがまた美しい。QVGA液晶のクオリティが高いおかげできれいに見えるのだ。これはとても気持ちいい。

 この時点で中央のボタンを押すと保存されるのだが、秀逸なのはXGAモードで撮影してもiモードボタンが「iショット送信」ボタンとして働くこと。これを押すと自動的にiショット用に縮小されて画像がメールされ、同時に元の画像も保存される仕組みだ。

 難点は保存にかかる時間。XGAのスーパーファインを外部メディアであるminiSDカードに記録するのにかかる時間は9−10秒。いくらなんでもこれは長い。なんとか半分くらいになってほしいと思う。

 高解像度で撮影した画像をメールするのに難儀する端末が多い中(たいてい、いくつもの面倒なステップを踏んで縮小画像を保存しないと送信できない)、撮ってすぐiショットメールが可能なサイズのものを送信して、元の画像は別途保存されるという仕様は素晴らしい。ほかの端末も見習うべきである。

 では実際に撮影された画像を例によってカシオの130万画素機初代EXILIM(2002年6月発売)と比べてみよう。

左が初代EXILIM、右がSH505iで撮影(クリックで生データ)

 解像度では多少劣っても、色の鮮やかさでは全然負けてないのが分かる。とはいえ、CCD性能で劣る分、青空と木々の境目は不自然だし、ディテールも描写されきってないが、この発色は素晴らしい。今まで見たカメラ付きケータイの中で一番デジカメらしい絵だ。

 ただ、レンズ性能はいま1つ。よく見ると四隅がかなり中央に向かって流れているのだ。小さなレンズでは仕方がないことだが、このあたりをもう少しがんばってもらえると、より質の高い製品になっただろう。

 次にもう1つの作例も見てみよう。

左が初代EXILIM、右がSH505iで撮影(クリックで生データ)

 これもSH505iのほうがやや白トビしているのとディテールの描写が甘い以外は、EXILIMに肉薄したクオリティとなっている。

 SH505iの特徴の1つはマクロ撮影機能。


マクロを使って撮影

 背景のボケ方はぐるぐると背景が回転しているようでやや不自然だが、近寄ったときの描写力は非常に高い。これはなかなかなものだ。

[荻窪圭, ITmedia]

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