Mobile:NEWS 2003年7月11日 00:47 AM 更新

写真メールも「送り放題」、H-SA3001Vを試す(1/2)

三洋電機から1年ぶりにDDIポケット向けの音声端末が登場した。H"初のカメラ内蔵、カラー背面液晶搭載に加え、日本語入力では予測変換にも対応。DDIポケットの「メール放題」サービスが大いに生きる端末になる。

 三洋電機から発売された「H-SA3001V」はDDIポケット向けの音声端末。11万画素ながらCCDカメラ内蔵で1インチの大型背面カラー液晶も搭載する。どちらもH"としては初搭載だ。

※ちなみにDDIポケット向けの音声端末では京セラから1999年にビジュアルフォンである「VP-210」が発売されている。現在のカメラ内蔵端末とは少々方向性が異なるものの、これが最初のカメラ内蔵端末になっている。

 もはやカメラ内蔵が当たり前になりつつある現在では「ようやくDDIポケットにもカメラ内蔵端末が出たか」というのが正直な印象。さらにカメラはベーシックな11万画素であり、スペック的には“いまさら”の感も強い。

 しかしオプションサービスである「メール放題」(月額500円)を利用すれば、内蔵カメラで撮影した写真も定額料金で制限なく送信できるのは大きなメリット。また「メール放題」を利用しなくても、60秒/10円のEメール利用料金内で10枚くらいの画像をまとめて送信することだってできる。写真を撮って、送るという意味では極めてリーズナブルだ。

 携帯電話内蔵カメラの高画素化は、「パケット料金や通信料金が高くて結局使わなくなってしまう」「高解像度で撮影できても、そのままでは端末から送信できるのは結局ディスプレイサイズ程度」といった矛盾を抱え込んでしまった。そんな今時のカメラ付き携帯電話とは対極にある「使える」カメラ内蔵端末ともいえる。


デザイン、キーレイアウトなどはいかにも三洋製。ディスプレイは1.8インチと今時としては小型だが、ボディがコンパクトなのでバランスは悪くない。充電台は背面ディスプレイを生かすための縦置きタイプで、充電時間は約90分と「RZ-J700」を継承しDDIポケットの端末最速

DDIポケット端末初の背面カラー液晶は1.1インチと大型。待ち受け画像を任意に設定したり、電話帳に登録した画像を着信時に表示させることもできる

とにかくシンプル、実用性重視のカメラ機能

 カメラ機能はいたってシンプルだ。カメラユニットは背面にのみ装備し、撮影可能な画像サイズは120×144ピクセルのみで、3段階の圧縮(JPEG)と無圧縮(BMP)の保存方法が選べるだけ。ズームは電子式で、標準/1.5倍/2倍となる。白色LEDを使ったストロボ機能も備えている。


撮影時には上下キーが明るさ、左右キーがホワイトバランスの調整、「C」キーがズームになる。撮影サイズは固定で、JPEGによる圧縮率、または無圧縮保存の設定のみが行える

 撮影状態で液晶を閉じると背面液晶がファインダーとなり、側面のボタンをシャッターにして自分撮りも行える。画角的には手を目一杯伸ばすと撮影者ともう1人の顔がぎりぎり並んで入るといった感じだ。

 使用感はどうだろうか。H"キーを長押ししてのカメラ起動が2秒程度、撮影後の保存に要する時間がJPEGの場合圧縮に3〜4秒、保存に1秒程度かかる。お世辞にも早いとはいえないが、ストレスが溜まるほどではない。ちなみに無圧縮(BMP)の保存であれば2秒程度で済み、後から編集機能を利用してJPEG形式で保存しなおすことも可能だ。

 撮影直後、「保存」の代わりに「メニュー」→「Eメール添付」で即座にEメール送信もできる。ただし特定のメールアドレスを設定しておいてワンタッチで送ったり、Eメールの作成で送信履歴を利用することはできない。せめて送信履歴が利用できれば、頻繁に特定の相手に写真を送るといった人には便利だと思うのだが。

撮影直後に「F」キーを押すと、画像をEメールに添付しての送信がすぐ行える

 撮影した画像はデータフォルダに保存され、4画像ずつの高速なサムネイル表示も可能だ。フレーム合成、スタンプ、色調変更といった一般的な画像加工機能も備え、保存形式の変更もできる。ただしフォルダ分けはできず、複数の画像を選択して削除することもできない。端末だけでの画像管理はあまり考慮していないようだ。

 またカメラモードからデータフォルダに直接移動したり、その逆もできない。カメラモードからの行き来は少々面倒だ。

 Eメールでの画像送信についても不満が残る。そもそも複数のデータを選択してから処理するという概念がない上、サムネイル一覧から添付する画像を選択することもできない。こういった点は最新のカメラ付携帯電話と比較して使いにくさを感じる部分だ。


 画像の命名ルールは「月名+日_時分」となり、同一分内に複数の撮影があると連番が振られる。サムネイル表示は4コマずつで、表示、スクロールともに速い


左から「JPEGノーマル」「JPEGファイン」「JPEGスーパー」「BMP」となる。ファイルサイズとしては2.3Kバイト/3Kバイト/7Kバイト/50Kバイト前後となる。「JPEGノーマル」では拡大してみるとブロックノイズがはっきりと発生している。

ほとんど光源の無い暗闇でストロボを使っての撮影。CCDの感度を上げているのか色のりが浅くなっているが、撮影は問題なく行える

「メール放題」を快適にする予測変換

[坪山博貴, ITmedia]

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