Mobile:NEWS 2003年8月29日 06:12 PM 更新

ペットをPCと携帯で共有〜ケータイPostPetの今後

携帯電話対応になり、PCから飛び出したPostPet。今後はペットデータをサーバに格納することで、ペットをPCと携帯で共有できるようにしたいという。

 505iシリーズやJ-SH53に対応、PCから飛び出して「いつでもどこでも」一緒にいられるようになったPostPet。今後のPostPetはどのように進化するのか──。ソニーコミュニケーションネットワークの高木信之ジェネラルマネージャが、mobidec 2003の講演で、今後の進化の方向性に言及した。

 ケータイPostPetは5月末のスタートから3カ月で6万人のユーザーを獲得。「加入者の伸びは衰えず、順調だ」(高木氏)。既に270万台売れた505iシリーズ対応版のユーザーは4万1000で、「505iユーザーの1.5%がPostPetユーザー」だという。そんなPostPetの次なる展開が見えてきた。

 現状ではPCと携帯電話でPostPetを使っている場合、それぞれの端末に異なるペットを飼うことになってしまう。これをペットデータをサーバに格納することで、PCと携帯電話のいずれからアクセスしても、同じペットを使えるようにしたい考えだ。

 さらにペットとユーザーがコミュニケーションするという特徴を生かした展開も計画。ペットとのコミュニケーションから得られたユーザーデータを取ってペットデータと同じサーバに蓄積、マーケティングに利用可能なものを広告ビジネスにつなげるといったことを検討している。


ペットデータをPCと携帯の間で共有させる際のシステムイメージ

 そもそもPCの中にいて、メールを運ぶというのがミッションだったPostPet。携帯電話に入ったことで、いつでもどこでも気軽に使えるようになり、ユーザーとの接点も増えた。同社の調査ではユーザーは1日平均10回くらい使っているという。そうなると、モバイルエージェントとしてメールを運ぶだけでなく、もっと別のミッションを担うようになると高木氏は見ている。「この役割の拡大がビジネスチャンスにつながる」。



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関連リンク
▼ mobidec 2003
▼ ソニーコミュニケーションネットワーク

[後藤祥子, ITmedia]

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