Mobile：NEWS

2003年9月2日　03:33 PM 更新

ドコモ、歩数計付きのらくらくホン「F672i」

ドコモは、iモードサイトの読み上げに対応したらくらくホンIII「F672i」を9月5日に発売する。歩いた距離や消費カロリーを管理する歩数計が内蔵された。

　ドコモは、携帯電話の入門者向け端末らくらくホンシリーズの最新機種「F672i」（通称「らくらくホンIII」）を9月5日から発売する。ボディカラーはフェザーグリーン、フロンティアブルー、パールゴールドの3色。

F672i。メインディスプレイの下には、よく電話する相手の電話番号を事前に登録しておけるワンタッチダイヤルボタンを3個装備。ボタンの長押しだけで相手に電話をかけられる

　らくらくホンシリーズは、「年代を問わずだれでも使える」ことにフォーカスして開発された携帯電話。前モデルとなる「F671iS」（2002年9月10日の記事参照）は、メール内容や操作方法の自動読み上げ、20ドットの大きな文字での画面表示に対応。初心者だけでなく、子供や年配ユーザー、視覚障害を持つユーザーなどからも支持されている。

　新モデルでは「歩数系」を内蔵し、歩いた歩数や距離、消費カロリーを把握できるようになった。有酸素運動の目安になる歩数や時間も表示される。1日の歩数記録をあらかじめ登録した相手に自動送信したり、あらかじめ登録した相手から指定した題名のメールを受信した際、歩数記録や利用状況を返信できるなど、知り合いに運動状況を簡単に伝えられる仕組みを備えている。

　自動音声読み上げ機能も、操作方法やメール内容に加え、iモードサイトの自動読み上げにも対応するなど機能が強化された。

　ほかにも、メール送信の際に宛先入力から送信までをナビゲートする「簡単メール作成」機能が新たに搭載された。

端末名	F672i
サイズ（横×高さ×厚み）	51×99×22ミリ
重さ	約105グラム
連続待受時間	約500時間
連続通話時間	約150分
メイン液晶	2.1インチ 6万5536色 TFT液晶（解像度160×160ピクセル）
外部メモリ	なし
カメラ	なし
ボディカラー	フェザーグリーン、フロンティアブルー、パールゴールド

---

関連記事
「おしゃべり」なケータイ「F671iS」
「誰にでも使える」をコンセプトに開発された「F671iS」。読み上げ機能や音声認識は、操作に迷いがちな初心者ユーザーの心強い味方になりそうだ

らくらくホンに折りたたみ型登場〜「ムーバF671iS」
ドコモは折りたたみ型のらくらくホン「ムーバF671iS」を9月6日に発売する

富士通「らくらくホンII」〜年配のケータイ初心者に人気の秘密
電話が鳴ったら次の操作を画面で表示、メニューやメールを読み上げて、文字は大きな20ドット──ケータイ初心者向けに開発された「らくらくホンII」が年配ユーザーに人気だ

誰にでもやさしい携帯電話を〜らくらくホンはなぜ生まれたか
携帯電話を使いたい、でも難しくて使えない──PDAなみの機能を備えた昨今の携帯電話は、初めて使うユーザーにとって敷居が高くなる一方だ。ドコモは1999年に初代らくらくホンを開発、誰でも使える携帯電話の開発に乗り出した


関連リンク
ニュースリリース
NTTドコモ

[後藤祥子, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

---