ドコモまたも2位転落──8月事業者別契約者速報 単月純増シェアで、またもドコモがauに負けた。今期、auが首位を取るのは4回目。ただしFOMAは8月も12万7000増やし、順調だ。
電気通信事業者協会(TCA)は9月5日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2003年8月の契約数を発表した。携帯電話契約数は42万6700増えて、7822万2500。
各キャリアの単月の純増数の推移 au(KDDI)が好調だ。4月、5月、6月に続き8月も単月純増シェアトップ。今期、ドコモは505iシリーズを投入したものの、7月の1カ月間しか首位に立てていない。 KDDIは好調の理由を「『A1304T』『A1401K』の販売が順調。家族割も浸透してきている」と話す。A1000番台は価格を抑えたエントリーモデルだが、A5000番台と比べてもGPS機能がないだけで、ムービーや着うたに対応し、A1304TはBREWも利用できる。
各キャリアの単月シェアの推移 J-フォンは低調だ。対前年比で見ても50%を切る。auが対前年比160%と好調なのとは対照的だ。 3Gサービスは先月並み。ドコモのFOMAは12万7000と安定して伸びており、このままのペースが続けば2004年3月末の146万台という目標も達成できそうだ。auのCDMA2000 1xも堅調で9月には1000万を突破するもよう。
カメラ付きではドコモとauが比率を伸ばした。ドコモは38%、auは49%がカメラ付きになっている。J-フォンは71%と先月と変わらない。 auのムービー対応端末は457万台と30%を超えた。着うた対応端末も419万台と、3台に1台が対応している。新機能の普及が著しい。
PHSはDDIポケット、ドコモ、アステルグループ共に純減。特にアステルグループは75万あまりの契約者のうち、1万人以上を1カ月で失った。
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