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2003年9月9日 03:26 PM 更新
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野田幾子のFOMA日記
FOMA選びは、帯に短したすきに長し(1/2)
ついにマイFOMAを買いに行く日がやってきた。自分で使うものだけに、端末選びも慎重になってくる。ドコモショップへ足を運んでみたものの端末選びは予想以上に難航したのだった。
編集部から借りたFOMAがすっかり気に入ってしまい、FOMAに機種変しようという気持ちがすっかり固まった(連載参照)。借りて使っていた「P2102V」(3月21日の記事参照)を買おうと思っていたのだが、そのタイミングで新しいFOMAが2つも登場するという、うれしいハプニングが起こったのだ(6月16日の記事参照)。「さて、どれを選ぼうか」。このときの私は、端末選びが難航するなどとは想像もしていなかった。
まず考えたのは、FOMAで何をするか
FOMAを買いに向かった先は、自宅にほど近いドコモショップ。せっかくFOMAを買うのだから、ちゃんと実機を触って十分吟味しなくては。ZDNet編集部から借りていたP2102Vは、ムービー撮影やテレビ電話を十分堪能させてもらったため、使用感はつかんでいる。目当ては「F2102V」(6月30日の記事参照)と「N2102V」(7月31日の記事参照)だ。N2102Vの発売直前、わざわざドコモショップに電話して「いつ入荷しますか? フル機能で試せますか?」とチェックしていたくらい、機種選びには気合いが入っていたのだ。
購入するにあたってまず、私自身、FOMAに何を求めているのか、どう使いたいのか……を考えることから始めてみた。
FOMAを使って気に入ったのは「通話時のクリアな音声がステキ」「ダウンロード速度が忘れられない」という2点だ。いったんこれらの快適な味を知ってしまうと、もうムーバには戻れない。
次に自分が携帯電話を使うシーンを考えてみる。
- 撮影は静止画が多い
- 撮ったらメールですぐに誰かへ送りたい
- 出先でPOP3サーバのメールチェックをしたい(通信速度は速くないと困る)
- たまにはテレビ電話もいいね
そうそう、テレビ電話。やっぱり2102Vシリーズじゃないとね! F2102Vは発表会で触ったことあるけど、N2102Vはどんな感じなんだろう……と夢がふくらむ。
迷いに迷ったFOMA選び
ドコモショップに到着した時点での私の買いたい順位は、1)N2102V 2)F2102V 3)P2102V という感じだった。まだ見ぬNに対する期待が高まっていたのだ。しかし、実機を触るうちになんだか怪しい雲行きに……。Nの使い勝手が「何やらいまひとつ」に感じられたのだ。どのボタンを押せばどうなるのかが(最初のうちは)イメージしにくく、特徴のひとつであるニューロポインターもどんな場面で便利なのかがあまり想像できない。
おお、動く動く……と喜んだのもつかの間、さして使う場面はないのでは? と疑問に感じてしまったニューロポインター。慣れると「なくてはならない」と感じるものなのだろうか
気を取り直してFを使ってみる。ここから、どうも決定打にかける3機種からどれを選ぶかで思い悩むことになった。
Fのハードのインターフェースは割とわかりやすく、迷わず操作できるじゃないか。ちょっとテレビ電話を使わせてもらおう(と、Nにかけてみる)。うーん、やっぱりPの動画に慣れた身としては、FとNの画像の粗さはツライかなぁ〜。でも、Pの撮影スタイルは私向きじゃないからパスしたいし。FとNは背面にカメラがあるから、写真が撮りやすくていいね。
うーん、やっぱりFか〜、でもデザインが私好みじゃないから二の足を踏むのよね。うーんうーん、でもminiSDは使えるしUSBでクレードルとつなげばPCとデータのやり取りができるし、こっちかなぁ。ちょっとFで文字入力を試してみよう。メールで「フォーマ」って打とうかな……アレ!? 「ォ」ってどうやったら入力できるの?? うわー、文字打とうとしたときに分かりにくいのは勘弁だなぁ〜(私が単に慣れていないだけですが)。Nはどうなんだろう。う〜、こっちは文字が打ちやすいけど、外部メモリが使えないから、写真を貯めておけないのよね〜、ああ、この3機種から選ぶしかないんだよな、どうしよう……。と、私の頭の中は3機種の間で行ったりきたりを繰り返した。
N2102Vは内蔵メモリのみのため、保存できる写真の枚数が少なく、PCとのデータのやり取りもケーブル経由になる。iショット(S)サイズで100枚だが、VGAで撮るとあっという間にメモリが足りなくなる。この部分がminiSD対応のF2102V、SDカード対応のP2102Vと比べて少々面倒だ
[野田幾子, ITmedia]
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