充電しながらPCとデータ連携〜「FOMA F2102V」富士通製のSymbian OS搭載のテレビ電話対応FOMA「F2102V」が発売される。連続待ち受け時間はFOMA最長の240時間、USB対応のクレードルは、充電しながらPCとの連携を可能にする。
F2102Vの大きな特徴は、1)FOMA最長の連続待ち受け時間 2)充電しながらのPCとの連携 3)デュアルサウンドスピーカー搭載 4)通話中のアウトカメラへの切り替え 5)テレビ電話中の各種機能呼び出し などだ。 FOMA最長の待ち受け時間は、バッテリーが800mAhになったこととテレビ電話の処理がこれまでのハードウェア処理からソフトウェア処理に変わったことで実現した。 PCとの連携は、F2051でも可能だったOutlookとの連携に加え、画像やアドレス帳、メールなど端末内のデータをPCにバックアップすることも可能。充電器にはUSBポートが搭載され、充電器に端末を載せた状態でUSBケーブルをPCにつなげば、充電しながらOutlookとの連携やPCへのデータバックアップが行える。Outlookの連携ソフトとバックアップソフトは端末に同梱されるCD-ROMに収録され、USBケーブルは別売りのものを利用することになる。ケーブルは「汎用のUSBケーブルを利用できる」(説明員)。
なお本体に備えられたminiSDカードは、画像とムービーの保存に対応。miniSDカードに保存した画像やムービーをメールする際には「いったん、本体にコピーしてから送信することになる」(説明員)。 デュアルサウンドスピーカーは、ハンズフリーでの会話をよりクリアな音声で楽しめるという。背面にもスピーカーが搭載されるが、「1つの内蔵スピーカーを内側と背面のスピーカーで共有する形」(説明員)。内側のスピーカーは、開口部が2つあるが、ステレオ対応ではないそうだ。 通話中にアウトカメラに切り替えて、目の前の風景を相手に見せられるのも特徴の1つ。切り替えはメールボタンの長押しで行える。また、通話中にタスクボタンを押すと、スケジュール/電話帳/メモ帳の確認および登録、送信/受信/未送信メールの確認が行える。
関連記事 TV電話標準対応、さらに伸びた待受時間、miniSD対応、Outlookとデータのやり取りも可能──。そんな新型FOMA端末が7月3日に全国一斉発売される。 NTTドコモは、折りたたみタイプのFOMA端末「F2102V」「N2102V」およびPCカードタイプの「F2402」を開発したと発表した。3機種共に「TV電話機能」を搭載。オープン価格で、実売予想価格は、F2102VとN2102Vが3万円程度、F2402が2万円程度。 6月15日付で50万契約を達成したFOMAのうち、6割がTV電話機能付き端末。アクティブにTV電話を使うユーザーは、月額2000円をTV電話代に費やしている。ドコモはTV電話を標準搭載することでFOMAの更なる普及を狙う。 夏から秋に向けて、FOMAがかなり魅力的なラインアップで登場しそうだ。今ひとつ分かりにくいFOMAの型番と歴史を、当初から振り返ってまとめておこう。 FOMA向けに、利用者のなりすましを防止するクライアント認証サービスが提供される。ドコモがユーザー証明書を発行し、企業は利用者の認証と特定が行える。 すべてTV電話に対応した新FOMA3機種は、連続待受時間が伸びただけでなく、大きさ・重さの面でもかなりPDCに近づいた 関連リンク [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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