Mobile:NEWS 2003年9月9日 01:40 AM 更新

健康管理から安否確認まで〜F672iの歩数計を試す

「誰にでも簡単に使える」をコンセプトに開発された、らくらくホン。最新端末の「F672i」には携帯初の「歩数計」が搭載され、健康管理だけでなく安否確認も行えるようになった。

 1999年10月に初代がリリースされて以来、4代目となるらくらくホンIII「F672i」(9月2日の記事参照)が登場した。20ドットという大きな文字でメニューやメール画面、iモードサイトが閲覧でき、音声による読み上げにも対応。音声による電話番号呼び出しも行える。

 中でも注目なのは、携帯電話には初搭載となる「歩数計」。いつも携帯を身近に置いてもらうよう搭載された機能だが、精度や使い勝手、携帯電話との連携機能はどのようなものなのだろう。


前モデルの「F671iS」と同じ折りたたみ型ながら、6ミリ薄く、5グラム軽くなった。ダイヤルキー周りはF671iSのクリアボタンが「戻る」という表記に変わり、意味が分かりやすくなった。左がF671iS、右がF672i

誤差が少なく、精度が高い歩数計

 歩数計は初期状態ではオフになっているので、使う際には設定が必要。設定画面では「あくまで目安としてご利用ください」と表示されるなど控えめだが、実際使ってみると、その精度の高さに驚かされる。

 設定に当たっては歩幅と体重を入力するのだが、歩数の精度を上げるためには歩幅を正確に入力するのがコツだ。初期の設定では歩幅が50センチになっているが、このままの設定で歩いてみると、10歩しか歩いていないのに倍近くの歩数になってしまった。歩きながら歩数が合うように調整してみると、私の場合は(身長160センチ、女性)歩幅30センチで正確な歩数がカウントされた。


メニューボタンを押すとF672i独特の20ドット表示のメニューが表示される。第一階層には「電話してきた相手を見る」「メールを使う」「iモードを使う」など、必要最低限に絞られた13のメニューが並ぶ。ここに「歩数計を使う」もある

 F672iの歩数計は、特に付ける場所を意識する必要がなく、かばんに放り込んでおいても歩数を計測ができるのが特徴だ。付ける場所によって精度に差があるのかを試してみた。

 まず、ネックストラップに付けて首から下げて歩いた場合。実際の歩数を数えながら端末側で計測する歩数との差を見たのだが、400歩ぐらい歩いたところの誤差が6歩とかなり優秀な結果だ。次にポケットに入れて歩いてみると、この場合も誤差は同程度の5歩。歩いているときに端末が縦置きや横置きに収まっていれば、体のどこに付けてもかなり正確に歩数を計測できるようだ。

 ただし、かばんの中に放り込んだ場合には400歩歩いた場合で23歩の誤差が出てしまった。説明書を見ると、端末が地面と水平の場合には歩数が正確にカウントされないと書かれており、かばんの中で動いて水平になったための誤差だと思われる。

 F672iに内蔵されているのは、オムロンヘルスケア製の歩数計。歩数計としての機能は同社が販売している歩数計専用機「Walking style HJ-112」と同等だ。歩数だけでなく距離や消費カロリーのデータも閲覧でき、32日分のデータを端末内に保存できる。


背面液晶には「歩数」と「しっかり歩行」を表示でき、端末の右サイドにある「音声読み上げボタン」で切り替えられる。メニュー内の「歩数計を使う」からたどれば、歩数に対応した距離や歩いた分の消費カロリー、有酸素運動した分の歩数や時間も確認できる。なお距離は、キロメートル単位で表示され、端数のメートルは表示されない。ユーザーはキロメートル単位でしか距離を把握できない

 富士通のメーカーサイトには、歩数計のデータを送ると歩いた距離に応じて東海道五十三次の歩き旅を楽しめる「東海道五十三次ツアー」が用意され、歩数計の機能を楽しみながら使うことができる。歩いた距離に対応した東海道五十三次の宿場の浮世絵と、現在の風景画像をダウンロードできるものだ。

 惜しまれるのが、登録が少々面倒な点。iモードサイトに表示されたメールアドレスをF672iに設定する必要があるのだが、サイト上から簡単に登録することができない。紙に控えて端末に設定するのは初心者には少々煩わしく、工夫してほしいところだ。

歩数計とメールを連動させた2通りのコミュニケーション

 F672iには、「携帯電話ならでは」のデータ通信機能と歩数計を組み合わせた機能が2種類搭載されている。

 歩数自動送信メールは、毎日決まった時間、決まった相手にその日の歩数を送れるもの。友達に送って歩数を競い合ったりできるほか、前述の「東海道五十三次ツアー」のような、サイトにデータを定期的に送るようなコンテンツを楽しむ際に利用できる。

 安心自動返信メールは、離れた場所にいる家族が時々様子を確認するのに便利そうな機能だ。例えばF672i側に、「元気」という題名で、「●●●@zd.com」というように、題名とメールアドレスを設定しておく。F672iを持っている人の健康状態などが心配な時に、「元気」という題名で「●●●@zd.com」のメールアドレスからメールを送れば、自動的に最後に端末を開閉した時間と歩数が送られるので、相手の状況を把握できる仕組みだ。


左が歩数自動送信メール、中が安心自動返信メールの設定画面。この2つと歩数計が設定されていると、待ち受け画面の左下に設定されていることを示すアイコンが表示される


安心自動返信メールに、J-フォンのメールアドレスと「元気」という題名を設定し、メールをF672iに送信すると、このような返信が自動的に戻ってくる

 メールアドレスは他キャリア端末のメールアドレスやPCのものも登録できるが、この時に注意したいのが、ドメイン指定受信の設定。F672i側で、送信相手のメールを受けられるようドメインを追加しておかないと、メールが受信できず機能が働かなくなってしまうのだ。

 いずれも1件しか相手を登録できないのは残念な点。歩数自動送信メールは、例えば「東海道五十三次ツアー」の送り先を登録してしまうと、ほかの友達に歩数の情報を自動的に送ることができなくなってしまう。安心自動返信メールも、複数の家族が登録することはできない。プライベートな情報を送ることになるため、登録先の把握や持ち主の安全を考えての措置なのかもしれないが、せめてワンタッチダイヤルボタンと同じ3つぐらいの登録はできるようにしてほしかった。



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関連リンク
▼ F672i
▼ 富士通
▼ オムロンヘルスケア
▼ NTTドコモ

[後藤祥子, ITmedia]

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