「A1401K」、こだわりのムービー機能を試す(1/2)auの京セラ製端末「A1401K」は、A14xxシリーズ初のムービーメールMサイズに対応した端末。一見するとベーシックな折りたたみ端末だが、その中にはこだわりのムービー機能が搭載されている。
京セラ製の「A1401K」(7月8日の記事参照)は、auのベーシックモデルとなるA1000番台の最新モデル。Mサイズムービー(128×96ピクセル)の撮影に対応するA14xxシリーズ初の製品だ。A1301Sは例外的にMサイズをサポートしているが、基本的にはA13xxシリーズからムービー機能を強化したのがA14xxシリーズ共通の特徴となる。
A1401Kは、ムービー機能に徹底的にこだわっている。Mサイズへの対応だけでなく、ディスプレイサイズに合わせた176×132ピクセルのLサイズもサポート。動画専用の自社開発チップ「MM Drive」が搭載され、動画処理の高速化が図られている。 ムービー機能は、この「MM Drive」抜きでは語れない。撮影後すぐにプレビュー表示に移れたり、連続した動画撮影が行えるのは、「MM Drive」で事実上リアルタイムエンコードを行っているからだ。操作に対する基本的なレスポンスも良好だ。
A1401Kは、Eメール送信可能なS/Mサイズのムービーでは、それぞれ5/10/15秒の撮影時間を設定できる。Eメール送信可能な最大時間ではなく、あえて3段階の設定にしたのは、Eメール送信時の通信料金に配慮したものだろう。
動画の撮影モードは5つ。そのままメール送信可能なS/Mでは撮影時間の上限を5/10/15秒に設定できる。Sロングは最大60秒、MハイクオリティとLでは最大30秒の撮影が可能だ Sロングという撮影モードでは、Sサイズで最大60秒の撮影が行える。ほかの撮影モードと異なり、撮影後に部分抽出やカット編集ができ、添付可能なファイルサイズに抑えればEメール送信も可能だ。「Sロングで撮影しておいて、編集してからEメールで送る」といった使い方ができるだろう。 Mハイクオリティはフレームレートを高く取ることでより滑らかな、Lサイズはディスプレイサイズいっぱいの動画撮影が可能。ただし、どちらも撮影秒数にかかわらずEメール送信はできない。 連続撮影は、設定すると自動的にSロングになり、1分ずつの動画を連続して最大12回、つまり最大12分間の動画撮影が行えるモード。1分ごとに保存に要する時間として2〜3秒の間が空くが、長いシーンを撮りたいときには便利な機能だ。
Lサイズではこの通り、ディスプレイいっぱいに表示できる。Eメール送信はできないが、大画面で見られるのは気持ちいい。連続撮影は撮影モードとは別メニューになるが、設定すると自動的にSロングになり、60秒撮影するごとに自動で保存を行いながら最大12分撮影できる これらの動画撮影で共通なのが、撮影中のズーム機能と撮影の一時停止。30段階と多段階のズームは最大6倍で、動画撮影時でもなめらかにズーミングできる。一時停止は、例えば「余分なシーンを省いてEメール送信可能な最大限の秒数で録画する」といった使い方ができるだろう。カメラの脇には高輝度LEDを用いたライトも装備され、暗い場所での動画撮影も可能だ。
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