英国へのテレビ電話が可能に〜ドコモのFOMAで ドコモはFOMAを使ったテレビ電話について、英ハチソン3Gのテレビ電話端末との接続に対応したことを発表した。10月1日から。またVodafoneとの接続にも積極的な意向を示した。
NTTドコモは10月1日から、テレビ電話対応FOMAから英ハチソン3G UKのテレビ電話端末への接続に対応すると発表した。国内のFOMA端末とハチソン3G UKのテレビ電話対応端末間でテレビ電話が可能となる。また国際間での回線交換による64Kデータ通信の提供も開始する。 ハチソン3Gグループ間では、国際テレビ電話が既に可能となっているが、国内から海外にテレビ電話が行えるようになるのは初めて。
英ハチソン3G UKは、英国で3月に3Gの商用サービスをスタートさせた。オーストリア、スウェーデン、オーストラリア、イタリアでもW-CDMA方式のサービスを提供中で、香港でも近々サービスを開始する。ドコモ国際推進部の時田隆担当部長によると、ハチソン3G UKの3Gユーザーは約15万人。 WORLD CALLを契約しているFOMAユーザーは、英ハチソン3G UKのテレビ電話対応端末への通話が可能になり、利用料金は10秒で72円。音声通話の約1.8倍の料金となる。国番号に続いてハチソン3G UKユーザーの番号をダイヤルしてテレビ電話モードで発信すると、国際テレビ電話をかけられる。
17日開幕したWPC EXPO会場では、ロンドンのハチソン3G UKのテレビ電話端末に向けてテレビ電話をかけるデモも行われた ドコモでは今後順次、接続先を拡大する予定だ。時田氏は「W-CDMAの商用化が前提だが、できるだけ多くの事業者と接続したい。通話先がVodafoneでも接続したいことに変わりはない」と、テレビ電話の接続に積極的な姿勢を見せた。 将来的には、テレビ電話のローミングや多地点接続サービス「M-stageビジュアルネット」も国際接続に対応させていく。
国際電話と国際ローミングのロードマップ
関連記事 W-CDMAとGSMのデュアル端末も〜ドコモの海外戦略 チップローミングの次は3GとGSMのデュアル端末──。決算発表の席上でドコモの津田志郎副社長が次なる海外戦略の一端を明かした。 ドコモの海外戦略、また一歩前進 「私はFOMAと世界へはばたく」──こんなキャッチフレーズで登場したFOMAの国際ローミングサービス「WORLD WING」。まずは通話のみでサービスを開始、順次データローミングや3G同士のローミングなどサービスを拡張する 関連リンク ニュースリリース [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |