SSL対応機は既に79%〜サイト開発時に知っておきたいスペックサイト開発者にとって、携帯のWeb言語仕様と同じくらい重要なのが、SSL対応か否か、最適な画面文字数は、キャッシュサイズはどのあたりをターゲットにしたらいいのか、といった情報だ。
サイト開発者にとって、携帯のWeb言語仕様と同じくらい重要なのが、SSL対応か否か、最適な画面文字数は、キャッシュサイズはどのあたりをターゲットにしたらいいのか、といった情報だ。 携帯向けサイトの開発サポート「ケータイ・マイスタ」を提供するフレックス・ファームは(2月13日の記事参照)、大規模一般サイトへの機種別アクセス数を計測し、アクセスシェアベースでこれらの状況がどうなっているのかを調査した。
ドコモが503iシリーズから対応を始めたSSLは、対応端末が、全キャリア含めてアクセスシェアベースで79%に達した(7月時点)。1年前の2002年7月は58%であり、急速に普及していることが分かる。 ただし、携帯電話によるSSLアクセスは端末内の処理負荷が重いなどの課題もある。「未対応のサイトもそろそろ対応を考えるべき時期。ただし、SSL化に当たってはコストやインフラへの負担も考えなくてはいけない」(フレックス・ファーム)
1画面に表示できる文字数も、悩ましい部分だ。機種ごとにページを作り分けるならともかく、同一ページをできるだけ多くの機種向けに、より多くの情報量で提供しなくてはならない。 最もアクセスシェアの大きい文字数は、10文字×10行で40%。これに10文字×8行が13%、11文字×11行が7%と続く。 QVGA液晶搭載端末や、Web閲覧時の文字サイズを可変とした端末も増えてきているが、「10×9または10×10をターゲットにするのが現状のベスト」というのがフレックス・ファームの結論だ。
1ページあたりの表示可能バイト数を示すキャッシュサイズ。より多くの機種をターゲットとした場合、どのサイズが適切なのかも悩むポイントだ。 アクセス割合を加味した加重平均は、12.7Kバイト。キャッシュサイズ10Kバイトでカバーできるのは73%となっている。
10Kバイトをターゲットとすると、73%しかカバーできない。5Kバイトをターゲットとすると、ほぼ100%カバーできるが、今度はページ制作に制約が出てきてしまう。どの端末にフォーカスして、ページを作るか、サイト構築者の判断が重要になる部分だ。
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