Mobile:NEWS 2003年10月15日 00:19 AM 更新

テレビ付き携帯「V601N」、7つの謎(2/3)


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その4:アンテナはどこにあるの?

 119グラム、厚さ24ミリは最近の携帯電話としても小さい。この中に、アナログテレビ放送を受信して表示する一切合切が入っているのだから、驚く。

 V601Nには、携帯電話用のアンテナを兼用したVHFおよびUHFのテレビアンテナが内蔵されており、本体だけでテレビの視聴が可能。さらに、付属のイヤホンマイクはアンテナを内蔵しており、装着するとこちらのアンテナに切り替わり、感度アップができる(イヤホンマイクを付けて、本体から音を出すことも可能)。状況によって、アンテナを使い分けられる仕組みだ。

 さらに、付属の「ライン入力ケーブル」を使うと、一般の75Ω同軸ケーブルから家庭のアンテナ端子に接続できる。外でテレビを見るだけでなく、2台目、3台目のテレビとして利用することもできるわけだ。


左が「ライン入力ケーブル」。黄色・白のコンポジット入力のほか、同軸ケーブルを使ってアンテナを接続できる。右は、テレビアンテナ兼用のイヤホンマイク。通話のオン/オフボタンとマイクも備え、ここで会話することもできる。両方とも角形イヤホン端子に接続するため、同時に利用することはできない

その5:録画はできないの?

 テレビ映像は、消費電力の問題もあり録画は行えない。ただし静止画のキャプチャーおよび、0.4/0.7/1.5/3.0秒間隔の連続キャプチャーが可能で、アニメーションとして保存することもできる。このアニメーションは壁紙などにも利用可能だ。


テレビの起動はメインメニューのほか、待ち受け画面からメールボタンを長押ししても行える。画面キャプチャーの間隔も設定できる

 また、先述のライン入力ケーブルを使うと、ビデオカメラやビデオデッキからの映像を、V601Nで見ることもできる(ただしモノラル。V601Nはテレビ放送も音声はモノラルとなる)。このライン入力によって表示した映像は、MPEG-4形式で最大30秒間の録画が可能になっている。

 ちなみに、ゲーム機の映像もライン入力を使ってV601Nで表示させることができる。


ライン入力ケーブルを使って、外部から子供の映像を取り込んでみた。ディスプレイは216×160ピクセルとQVGAよりも一回り小さいが、秒間15コマのプログレッシブ表示で映像を表示できる。かなり品質は高い。右の写真は、映像をキャプチャーしてアニメーションにしたもの

 ただしこのようにテレビからキャプチャーした静止画やライン入力で取り込んだ動画は、加工もメールによる転送も行えないようになっている。また、コピープロテクト技術のマクロビジョンに対応しており、著作権保護された映像の記録は行えない。

その6:テレビ視聴中にメールが届いたら?

 テレビを見ている最中にメールや電話が着信したらどうなるのか。電話があると、テレビが止まり電話に切り替わる。メールとステーションの着信については、テレビを視聴したまま受け取れ画面にマークが出るようになっている。

 なお、テレビ視聴中に「リンク」と表示されたボタンを押すと、各チャンネルごとに設定されたURLにアクセスできる(画面がWebブラウザに切り替わる)ようになっている。ボーダフォンでは、特にテレビと連携した新サービスは予定していないが、例えば各テレビ局の携帯サイトURLを登録しておいたり、テレビ番組表サイトへアクセスしたりと活用法はいろいろとありそうだ。

その7:で、感度はどうなのか?

[斎藤健二, ITmedia]

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