Mobile:NEWS 2003年11月10日 08:15 PM 更新

文字が大きいだけじゃない〜「V301T」のシンプルモード

使いすぎを防ぐ「リミットモード」を備えた「V301T」には、大きい文字で必要最小限の機能だけを使えるようにする「シンプルモード」も搭載されている。機能を絞っただけでなく、使い勝手も工夫されている。

 使いすぎを防げる「リミットモード」(11月5日の記事参照)を搭載したボーダフォンの東芝製端末「V301T」は、携帯電話初心者や年配のユーザーでも簡単に使えるよう配慮された端末でもある。大きな文字で必要最低限の機能のみを使えるよう設定できる「シンプルモード」が装備されているのだ。

 V301Tには、「でか文字モード」という機能もあるが、これは発信やリダイヤル画面、メモリダイヤルの検索画面など限られた部分のみ大きな文字で表示されるもの。それ以外の部分は通常のメニューで表示される。

文字が大きいだけじゃない。使い勝手もシンプルに

 シンプルモードの設定は終話キーの下にある[ショートカット シンプル]キーの長押しで行う。設定すると、待ち受け画面もシンプルモード仕様に変化する。三つあるソフトキーの割り当てもシンプルモードでは変化する。ボーダフォンライブ!とメインメニュー、メールだったのが、アドレス帳の登録番号001と002に登録した相手に電話をかける機能とメインメニューへのアクセスに割り当てられる。


左が通常モード、右がシンプルモードの待ち受け画面とメニュー画面。シンプルモードのメニューは4つでWebアクセスは省かれている。シンプルモードでは、待ち受け画面に「ワンタッチ1」「ワンタッチ2」という表示が現れ、ワンタッチ1に対応したソフトキーを押すとアドレス帳の001番、ワンタッチ2では002番に登録した相手にすぐ電話できる。例えば子供に持たせる場合、001に母親、002に父親を割り当てれば、メニューをたどる必要なく、両親に電話をかけられる


着信時の表示や着信履歴の表示も異なる。シンプルモード時に着信履歴は1件ずつ大きな文字で表示され、通常モード時に表示される電話番号までは表示されない。着信履歴の画面上で発話ボタンを押せば、かかってきた相手に電話できる

 メニューを押すと出てくるのは「電話機能」「メール機能」「カメラ機能」「機能設定」の四つで、このモードではWebアクセスはできない。またそれぞれの使い勝手は、別の端末かと思うくらい通常メニューとは異なる。シンプルモードでは機能を使う際にウィザードに従って操作を進めるような、いわば一方通行の操作になるからだ。

 例えば「メール機能」を選ぶと「メールを読む」「メールを書く」「写メールする」という三つの選択肢が出てくる。「メールを書く」を選ぶと「スカイメール」か「ロングメール」かを問われ、次にアドレスの入力方法を聞いてくる──といった具合だ。このような一方通行の流れで操作できるのは初心者にとって親切だろう。


メールを送信するまでの流れ。とにかく指示通りに入力していけばメールが送れるようになっている

 半面、自由度は少なく、例えばロングメールを選ぶとその流れの中では写真の添付はできず、写メールを選んだ場合でも、まず最初に写真を取ってそれを送ることはできても、任意の写真を選んで添付することはできない。任意の写真を写メールしたいときは「カメラ機能」の「写真を見る」から送りたい写真を選んで、そこからメール送信するようになっているのだ。もっともこれは、各メニューでの選択肢を極力減らして操作に迷わないようにしている仕組み上、仕方がない部分なのだろう。


シンプルモードでスカイメールを選ぶと、文字数がオーバーしてもロングメールに切り替えられず、余分な文字を削除して送ることになる。通常モードでは切り替えが可能だ。またシンプルモードで定型文の入力が行えないのは少々残念


カメラ起動時の画面。左から壁紙撮影時、メール用撮影時、メール用撮影時にシャッターを切ったところ。メール撮影時にシャッターを切ると、画面右下に「写メール」と表示される。ここで右ソフトキーを押せばメール送信のウイザードに従って操作することで写メールを送れる仕組みだ。撮った画像が壁紙サイズの場合は写メールアイコンが現れず、送信できないサイズの画面を添付してしまうようなこともない。壁紙用撮影時には、シャッターを切った後は「取り消し」か「保存」のいずれかを選ぶことになり、そのまま壁紙には設定できない

 通常モードのカメラは連写や動画撮影に対応、ユニークな特撮モード(10月18日の記事参照)を備えるなど機能が豊富だが、シンプルモードでは壁紙と写メール用のみ撮影可能と、かなり機能を割り切っている。ただしこれは初心者が端末の壁紙をカスタマイズしたり写メールをしたりと携帯電話ならではのカメラ機能を試すには必要十分だろう。


シンプルモードでは撮った写真の閲覧時にサムネイル表示されないのは残念。通常モードではサムネイル表示が可能だ

文字入力にも配慮

 シンプルモードでは文字入力も通常モードとは異なる。絵文字が入力できない、ペーストができないなどの制限はあるが、初心者が使いやすいように配慮された部分もある。

 例えば「ぁ」などの入力。[4]キーを6回押せば出てくるが、「あ」が出ているときに左ソフトキーを押せば「ぁ」が出てくるようになっている。「英字」「数字」「かな」などの文字種の切り替えも三つのソフトキーに割り当てられ、ソフトキーに対応する項目がメインディスプレイの下に表示される。ディスプレイを見ながら対応するソフトキーを押せばいいのは分かりやすい。


シンプルモード時、画面下に出る三つの表示は、三つのソフトキーに対応している


変換は下方向キーで通常の変換、中央のソフトキーで予測変換が行える。予測変換は最大10件の候補が表示され、もちろん最後に決定した言葉が最上段に出てくる。文字種変換など多くの部分をソフトキーで行えるのは初心者には分かりやすいだろう


「あ行」や「た行」など、小文字もある文字を入力した場合は左ソフトキーを押せば小さい文字にできる。通常モードの場合は発話キーの下にある[文字/小文字 スケジュール]キーで変換する

習熟度に合わせたモード変更で末永く使える

 V301Tは、多機能な通常モードと機能をばっさり削ったシンプルモードを切り替えて使えるのがメリット。シンプルモードに慣れたら卒業して通常モードに変更すればいいからだ。通常モードでは内蔵のゲームを楽しんだり多彩なカメラ機能を使ったりと、端末を買い換えることなくハイエンドな機能を利用できる。

 欲をいえば、シンプルモード時の表記をもっと普通の言葉にしてほしかった。ここまで機能を割り切っているのだから、例えばズームの「等倍」「2倍」、メールの種類を選ぶ際の「スカイメール」「ロングメール」といった表記も「大きい」「小さい」、「短いメール」「長いメール」などの平易な表現にしてもよかったのではないだろうか。



関連記事
▼ J-フォン、使いすぎ防止機能搭載のQVGA端末「V301T」
J-フォンは、携帯電話の使いすぎ防止機能を備えたQVGA液晶端末「V301T」を発売する。32万画素のCMOSカメラを搭載、2.2インチの大型液晶を備える。

▼ 子供も裏をかけない強力な制限〜「V301T」のリミットモード
ボーダフォンの東芝製端末「V301T」は、使いすぎを防ぐ「リミットモード」を搭載した端末。「使うか使わないか」という二者択一だけでないフレキシブルな設定が可能だ。

▼ ビジネス用途にも使える「リミットモード」〜「V301T」
ボーダフォンの東芝製端末「V301T」は、端末側に使いすぎを防ぐ「リミットモード」を備えた端末。利用する時間帯やアクセス先を細かく設定できるのが特徴だ。

▼ 「V301T」「V301D」に台数限定のレッドモデル
ボーダフォンは、「V301T」「V301D」の2モデルについて、台数限定で「レッドモデル」を販売する。

[後藤祥子, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



Special

おすすめPC情報テキスト

モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!