ボディデザイン同様シンプルなカメラ機能〜「INFOBAR」(2/2)
次に蛍光灯下と白熱灯下を比べてみる。全体にダイナミックレンジが狭くて暗部の落ち込みが大きめとか、コントラスト差があるところではエッジに偽色が出ていたり(白熱灯下のラバーダックの回り)とかはするが、「INFOBARにこれ以上の画質を求めるのも間違ってる気もする」という程度だ。 続いて、うす明かりだけが差すような非常に暗い部屋で撮ってみた。普通にフラッシュを焚いたものと、色付きのフラッシュである。
INFOBARのフラッシュはオートにしておくと暗いとき自動的に発光する。カメラのフラッシュのように撮影時だけ光る仕組みだ。このとき色を7色から選べる。 フラッシュの発光モードには「非発光」「オート」「強制発光」に加えて、普通のカメラ付きケータイのように「常時発光」もある。このくらい暗いと常時発光(具体的には、まずフラッシュボタンで発光し、そのあとで撮影する)のほうが、構図を見たり光がどこまで届くかチェックしてから撮れるので便利だ。 ろうそく灯火のみで撮った作例を見ていこう。
こうしてみるとフラッシュはけっこう効果的なのが分かる。暗いので増感されており、その分ノイズが増えている。 夜景モードで撮ってみると、ホワイトバランスが固定され、多少シャッタースピードが遅くなり、写りはなめらかになったが暗部には大きくノイズが乗ってしまった。あまり暗いときついようだ。
INFOBARには特殊効果モードもある。ネガポジ反転やセピア撮影など、撮影時に選べるのは七つ。そこから冒頭の象のすべり台写真をデッサン調と油絵調で撮ってみた。
INFOBAR自体は撮影機能が少なくカメラとしてはもの足りないが、扱いやすいのがいい。起動も簡単だし、機能が少ないのは操作がシンプルで迷わずに使えることにもつながる。 つまりちゃんとINFOBARのコンセプトにカメラが合っているのだ。今の段階では無理にメガピクセルカメラを積まれて大きくなったり形が歪んだりしてはそれはINFOBARではなかろう。もうちょっと画質はがんばって欲しかったけど。 もうひとつ。撮影間隔がけっこう長いのはストレスを感じさせる。撮影して保存を実行してから、[保存しました]というメッセージが現れるまで、PCモード画像で10秒かかる。せめて半分くらいになってほしかったと思う。 関連記事 「INFOBAR」を使いこなす “デザイン携帯”ことINFOBARが発売された。外見ばかりが強調されるが、中身の使い勝手も悪くない。 「INFOBAR」、発売日に手にしたい〜売り切れ続出 「au design project」の商品化第一弾として登場した「INFOBAR」。ショップは「発売初日に手にしたい」という熱心なユーザーがつめかけ、初日入荷分は完売のショップも多いようだ。 「INFOBAR」と「A5401CA II」が店頭にお目見え スタイリッシュなストレート型端末「INFOBAR」と、デザインとボディカラーを一新した「A5401CA II」が、都内量販店に並んだ。 携帯電話としての「INFOBAR」 INFOBARは、着うた、GPS、ムービーそしてアプリにも対応と機能面でも相当ハイエンドの端末だ。しかしその上で、機能は無視して敢えてデザインで選ぶ。そんなちょっと贅沢な選択肢が、auにはある。 「このデザインで半歩先を行く」〜INFOBAR マグネシウム合金ボディにタイルキーを配置。厚さ11ミリ、重さ87グラムというスタイリッシュなストレート端末は、デザイン性がウリだ。カメラ付きでアプリおよびGPS対応など機能も削られていない。 特集:auの冬モデル KDDIの新機種は、カーナビのように常に自分の位置を表示しながら目的地に案内してくれる「EZナビウォーク」を搭載。QVGA液晶、メガピクセルカメラをほぼ標準装備したほか、オートフォーカス対応200万画素カメラモデルや、FMラジオ搭載機も用意する。さらに約2年半前に発表したバータイプのデザインモック、「INFOBAR」が商品化される。 関連リンク au [荻窪圭, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
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