Flexスタイル、携帯電話としての使い勝手は〜「P505iS」(2/3)
発着信履歴とメールは、電話帳の登録データでマッチングを行い、それぞれに相互連携ができる。発着信履歴ではメールボタンの長押し、またはサブメニューから「メール作成」を選択することで、電話帳に登録されたEメールアドレスへのメール作成画面に移行する。メールボタンの長押しは直感的で分かりやすい。 受信メールや送信メールはそれぞれ一覧でサブメニューから「電話返信」「電話発信」を選べば電話をかけられる。複数の電話番号が登録されていてもその中から選ぶことが可能だ。
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製端末の“EV-Link”(2001年3月12日の記事参照)ほど操作性がこなれておらず、直感的に扱えないところもあるのは難点だが、不在着信に対するメールでの返信、メール連絡に対する電話連絡が容易に行えるのは大きい。
メール機能は基本的には前モデルの「P505i」を継承している。メールアドレスによる自動フォルダ分け機能が装備され、14文字×14行で1画面最大196文字表示の、行間を広くとった見やすさ重視の表示が可能だ。
細かな改善が進んだのが日本語入力。P505iでは読みの入力と同時に予測候補の一覧表示が可能になったが、P505iSでは予測変換後に次文節の予測も出るようになった。予測候補の選択時に左ソフトキーを押す必要がある点には変わりないが、次文節予測は学習が進むと便利に使える。 またクリアキーで文字を削除しすぎた場合に、発信キーを押すことで削除した文字が復元されるUndo機能もいい。読みの入力中には機能しないが、これも実用上で役立つ機能だ。 数字入力にも配慮されている。かな入力のまま例えば「あかさ」と入力、上キーを3回押すと半角数字の「123」、4度押せば全角数字の「123」に変換される。また例外的に「#」は「:」に変換でき、「13:30」といった時刻表記の入力を容易にしている。
これ以外にも[*]キーの長押しでの絵文字入力、[#]キーの長押しで記号一覧が表示可能になり、[4]キーの長押しで文章入力時に出現頻度が高い「っ」の入力も可能にしている。
こうなると数字入力と同じロジックを利用した、かな入力のままのアルファベット入力も機能としてほしいところ。ソフトウェアの改良だけで済みそうでもあり、次機種での対応に期待したい。 またロールナビを使えば、左ソフトキーを押すことなく予測変換の候補選びをダイレクトに行える。この機能はぜひ使いたいのだが、やはり筆者が不器用なのだろう、どうもうまく使えなかった。 [坪山博貴, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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