Mobile:NEWS 2003年11月20日 06:37 PM 更新

「00847」をつければ割安通話〜 平成電電、携帯で新サービス

平成電電は11月20日、携帯電話――携帯/固定電話間の通話を中継接続することで、独自の通話料を提供する新サービスを開始した。全国で利用できる。

 平成電電は11月20日、携帯電話――携帯/固定電話間の通話を中継接続することで、独自の通話料を提供する新サービスを開始した。全国で利用できる。

 ユーザーはあらかじめ平成電電と契約し、端末番号を登録した上で、「0084-7-相手先番号」と入力して電話をかける。これにより、中継事業者である平成電電のインフラを経由して、相手に着信するかたち。ユーザーは、平成電電が提示する料金プランで、電話をかけることができる(下表参照)。

通話形式料金
携帯電話発信、携帯電話(PHS)着信17秒10円
携帯電話発信、固定電話着信26秒10円

 月額基本料、および初期費用などは必要ないが、サービスを実現させる“第三者課金機能”の料金として、月額100円が必要。この第三者課金機能とは、着信課金機能と着信転送機能を組み合わせたもので、平成電電がビジネスモデル特許を申請している。

 発信側のサービス対象事業者は、今のところNTTドコモとau。ボーダフォン、ツーカーでは利用できない。また、IP電話への着信は不可能となっている。なお、通話先には、「00847」を除いた発信者の番号が表示される。

 同サービスを活用することで、各キャリアが提供する以外の通話料金プランを選択できるほかに、「1台の携帯端末で通話料金請求先を分ける」ことも可能。「たとえば企業が社員に端末を貸与している場合、煩雑な精算業務などの必要がなくなる」(平成電電)。



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[杉浦正武, ITmedia]

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