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2003年12月18日　02:13 AM 更新

撮った写真やムービーをテレビに出力〜「D900i」

質感を重視したアルミボディ、よりデジタルカメラのようになったデザイン──それが「D900i」だ。QVGAサイズのムービー撮影に対応、撮った写真やムービーは別売りのコンポジットケーブルでテレビに出力できる。

　ヒンジ部にカメラを装備、一つのカメラがインカメラとアウトカメラの役割を担う「SPIN EYE」という機構を搭載した“D”端末。D505iから搭載されたこの機能はそのままに、さらにデジタルカメラのようなデザインに進化したのが「D900i」だ。

　質感を重視して、ボディにはアルミを蒸着。外観はさらにデジタルカメラのようになり、一見すると携帯電話とは思えないくらいだ。

　カメラは100万画素スーパーCCDハニカムで、記録画素数は192万画素。動画は秒間15コマの普通のiモーションのほか、秒間24コマのQVGAサイズムービーを撮影可能。このムービーは3GPP準拠でPC側ではQuickTimeで再生できるという。

　別売りのコンポジットケーブルを使えば、撮った画像やムービーをテレビに出力することもできる。外部メモリはメモリースティックDuoを採用。スロットはメモリースティック PRO Duo対応で（8月19日の記事参照）、最大512Mバイトのデータを保存できる。

開くと携帯電話だが……

閉じるとデジタルカメラにしか見えない

メモリースティックPRO Duoは、最大容量のものが512Mバイト。最大で128Mバイトのメモリースティック Duoに比べると4倍のデータを保存可能だ

シーソー型のボタンはD505iSのものが踏襲された

閉じたまま、各種設定も可能。設定画面の呼び出しは、着信通知ランプを兼ねたボタンで行う。505iSでは22種類から選べる「撮影モード」が特徴だったが、D900iでは「もう少しモードが減るかもしれない。このあたりは調整中」（ドコモ説明員）

デジタルカメラスタイルで撮影していると、まさにデジタルカメラ

背面のデザインはD505iシリーズとは異なる雰囲気に。撮影補助用ライトは三角形のような形から丸いものに変わった

マクロ切り替えボタンはヒンジ部に装備。D900iも、D505iSに続いてFUJINON LENSが採用された

背面ディスプレイまわりには円形のフレームが。iモードエンブレムの脇にはスピーカーが、背面液晶の下にはボタンも兼ねる着信通知ランプがレイアウトされる

左からメインメニュー、テレビ電話着信時、静止画撮影設定の画面。機能の選択時は画面上にオーバーレイで表示される。なお左の画面は内部メモリ保存時の設定画面のため、SXGAサイズが表示されていない

秒間15コマのiモーションムービーをテレビに出力させたところ。秒間24コマのQVGAムービーは「もっときれいに見える」（ドコモ説明員）

機種名	D900i
サイズ（幅×高さ×厚み）	49×106×27ミリ
重さ	124グラム
連続通話時間	140分
連続TV電話時間	70分
連続待ち受け時間	300時間
カメラ	100万画素スーパーCCDハニカム（記録画素数192万画素）
外部メモリ	メモリースティック PRO Duo
メインディスプレイ	2.2インチ26万2144色TFD液晶・QVGA
サブディスプレイ	1.1インチ6万5536色TFT液晶
ボディカラー	ピンク／シルバー

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[後藤祥子, ITmedia]

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