“刀”をイメージした最軽量端末〜「N900i」900iシリーズは、デザインに注力したことがウリ。中でもN900iは、その名も「ARCLINE」という美しい曲線が印象的な折りたたみ型端末に仕上げられた。カメラには100万画素スーパーCCDハニカム(記録画素数200万画素)を採用している。
NEC製の「N900i」は、「ARCLINE」と名づけられた美しいボディラインが特徴のメガピクセル端末。オーソドックスな折りたたみ型ながら、「200万、300万人に手にとってもらえるような」洗練されたデザインにこだわった。重さも115グラムと900iシリーズ中、最軽量だ。 有効画素数100万画素のスーパーCCDハニカム(記録画素数200万画素)も、背面に自然な形でレイアウトされ、マクロ切り替えスイッチもレンズ周りになじむ形で装備。多機能ながらすっきりしたデザインに仕上げられている。 なおNECは3GでLinux OSを採用するとしているが(12月3日の記事参照)、N900iでは「独自OSを採用している」(ドコモ説明員)という。
N900iに搭載されたのは、富士写真フイルム製の100万画素スーパーCCDハニカム。八角形の受光素子を市松格子状に並べて、信号処理で解像度を向上させる技術(2002年7月3日の記事参照)。この技術の採用でN900iの静止画は、記録画素数が200万画素になる。 カメラメニューには、静止画撮影用モードとして「フォトモード」と「メガピクセルフォト」がある。フォトモードでは640×480ピクセル、352×288ピクセル、240×269ピクセル、176×144ピクセル、128×96ピクセルでの撮影が可能。メガピクセルフォトは1616×1212ピクセル、1280×960ピクセルの2種類が用意される。撮影環境に最適化された写真が撮れる撮影モードも5種類用意されている。
N900iには、iアプリの大容量化に伴い完全移植された「ドラゴンクエスト1」がプリインストールされている。 N505iで採用された「ツインウィンドウ」も装備。受信メール閲覧画面でメニューから「参照返信」を選べば、受信したメールの内容を見ながら返信の文面を書くことができる。 またFOMAカードを差し替えれば端末を変更できるFOMAで生きる「SD-PIM」機能を搭載。この機能を使ってminiSDカード内に電話帳やスケジュール、受信メールなどをバックアップしておけば、「ほかの端末に乗り換えたとき、miniSDにバックアップしたデータを簡単に端末側に持っていける」という。
関連記事 “本気”のFOMA「900i」発表 NTTドコモがFOMA「900iシリーズ」5機種を発表。iアプリやFlashが大容量化、全端末が有効100万画素以上のカメラを搭載するなど、505iシリーズを上回る“本気”の3G端末となった。 究極のiモード〜FOMA「900i」5機種が発表 2004年2月には、FOMAの新シリーズ「900i」が登場する。カメラや端末の重さ、待受時間などさまざまな面で、ムーバと同等の仕様とし、コンテンツなどのサービス面では505iを上回る。 900iシリーズは「505i」にどこまで追いついたか バッテリーの持ちや端末機能についても、「FOMAだから……」という妥協なく作られた「900iシリーズ」。重さや端末機能を比較しながら概観していこう。 [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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