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ドコモ九州、純減を避け約800契約を水増し
NTTドコモ九州が1月に、793件の契約数の水増しを行っていたことが分かった。純減を懸念したため。
NTTドコモ九州は、営業本部の幹部ら8人が契約数の水増しを行ったとして、来週にも何らかの処分を行うと記者会見で発表した。
幹部ら8人は1月31日にFOMAの新規回線を793件契約し、2月の2日と3日にこれらの回線を解約。1月の契約数が一時的に増加していたことから販売部門の担当者が内部調査を行ったところ、水増しがあったことが分かった。なお日割りの基本料金は8人が自己負担していた。
ドコモ九州の1月の純増数は300で、月末の793件の契約がなければおよそ500件の純減になっていた。8人は純減を懸念して新規契約を行ったという。
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ドコモ九州は今後、社員教育の徹底を図って、こうした操作が起きないよう対策を行うとしている。
ドコモは、第二世代から第三世代への過渡期であることから、KDDIのauに純増数で半年ほどトップを奪われるなど苦戦が続いていた。
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