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モバイル機器に適した差分圧縮技術~「F900i」に採用
富士通研究所は、RISC型CPUに特化し、電源切断にも対応できるモバイル機器向けの差分圧縮技術を発表した。従来の差分圧縮技術に比べて、2分の1以下の圧縮性能。ドコモの「F900i」に採用された。
富士通研究所は3月29日、モバイル機器のプログラム更新に適した差分圧縮技術を開発したと発表した。ドコモから販売中の「F900i」の、無線を用いた「ソフトウェア更新」に採用されている。
900iシリーズなど、ドコモの最新端末は、無線を介してプログラムの仕様変更や更新を行う機能を備えている(2003年9月の記事参照)。このプログラム更新の際に、送信するデータを圧縮して短時間で処理を済ませようというのが、この技術の狙いだ。
富士通研究所は今回、
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- RISC型プロセッサに特化した差分圧縮技術
- モバイル機器向けの差分プログラム復元制御技術
を開発し、元データの10分の1以下、従来の差分圧縮技術と比べても2分の1以下の圧縮性能を達成した。
RISC型プロセッサに特化するに当たっては、RISCプログラムに特有の同じ命令の繰り返しやレジスタ変更の規則性といった特徴を活用した。モバイル機器向けのプログラム復元技術としては、元データをブロック化して、効率よく保持、参照すると共に、差分書き換えのタイミングをコントロールすることで、機器の電源が切断させるような状況にも対応できるとしている。
今後同社は、より多くのモバイル機器やAV機器に適用範囲を広げていく予定。
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