キャリアのイメージ、ドコモは「安定」auは「センス」?
インフォシークと三菱総研は、「第11回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」を行い、結果を公表した。各キャリアがそれぞれ持つ、良いイメージ・悪いイメージが明らかになっている。
インフォシークと三菱総合研究所は、「第11回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」を実施し、その結果を公表した。各キャリアのイメージなどが明らかになっている。
ドコモは「安定」「信頼」
それによると、多くのドコモユーザーが同社に対するブランドイメージとして挙げたのは「安定性がある」で、75.5%。「優れた技術・ノウハウを持っている」の74.4%や、「信頼できる」の74.0%も目立った。
逆に目を引くのは、「利用料金が安い」の項目。ドコモユーザーの13.2%しかこれを認めておらず、非ドコモユーザーになると、4.1%しかこれを支持しなかった。
auは「センス」
auのブランドイメージとしては、auユーザーの66.9%が「親しみやすい」を選択。「使いやすい」が65.4%、「利用料金が安い」が64.3%となっている。
注目すべきは、「センスがよい」の項目。auユーザーの56.9%がこれを選んでおり、非auユーザーも40.3%が認めている。なお、ほかのキャリアの結果は下表のとおり。比較的「auはセンスがよい」という認識がなされていることが分かる。
| キャリア | 「センスがよい」支持率(*) |
|---|---|
| ドコモ | 38.1%/26.6% |
| au | 56.9%/40.3% |
| ボーダフォン | 36.9%/24.4% |
| ツーカー | 8.8%/4.1% |
ボーダフォンは「国際的」
ボーダフォンユーザーの中でのボーダフォンに対するイメージは、「国際的である」が61.6%と最も高い支持を集めている。「使いやすい」が59.8%、「親しみやすい」が57.3%。
ボーダフォンの場合は、「経営者が優れている」の項目が比較的不人気だ。ボーダフォンユーザーは16.7%、非ボーダフォンユーザーは10.4%しかこれを選んでいない。
安さのツーカー
ツーカーのブランドイメージは、明快。ツーカーユーザーの72.5%が「利用料金が安い」と応えている。ただし、非ツーカーユーザーは30.0%しかこれを認めていない。
これ以外に、ユーザーから過半数の支持を集めた項目はない。唯一、非ツーカーユーザーの「特にイメージはない」が54.2%に達している。
ユーザーがキャリアを変えるとき
アンケートでは、携帯を変更する理由も調べている。実際に変更したユーザーの多くが挙げたのは、「ほかのキャリアの機能に魅力を感じた」(35.0%)「料金プランが魅力的だった」(33.9%)「家族や友人が利用していた」(32.8%)などとなっている。
調査は、7月15日から20日にかけてWeb上で実施されたもの。回答者は2077人で、うち男性が50.1%、女性49.9%。
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