詩織ちゃんに焦らされた――900i用ときメモ体験記:東京ゲームショウ2004
携帯初移植となる「ときめきメモリアル」。ゲームショウ会場で体験プレイした記者の胸に、あの日のときめきが蘇った。
焦らすのも恋のかけひき――そう思わないとせつなくなるのが、東京ゲームショウNTTドコモブースのコナミオンラインコーナーだ。
900i用最新ゲームを体験できるドコモブースで、最も長い行列ができているコナミコーナー。列の先には、「メタルギア 2 ソリッド・スネーク」(10月1日配信開始、月額315円)と、携帯初移植となるのシミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」(年末配信予定、月額315円)を体験できるP900iが3台設置されている。
PlayStation用のときめきメモリアルで、本気でときめいた経験を持つ“腐女子メモラー”の記者、携帯であのときめきが体験できるとはチャレンジせねばと、列に並んだ。
待つこと30分、やっと手にしたP900i。「焦らさないでよ詩織ちゃん」などと不気味な独り言をハァハァつぶやきながら、手汗をかいた右手でP900iを握り、いざスタート!――懐かしいオープニングが再生される。告白の場となる桜の木と、ヒロイン藤崎詩織の唇が記者に迫る。
画像はなめらか・高精細で、あの日のときめきを思い出すには十分だ。会話時は口の部分がパクパク動くが、キャラの音声は聞けない。
「PCエンジン版のときめきメモリアル第1作を、そのまま楽しめる作り」(説明員)。まだ開発中のため、“完全”移植になるかどうかはわからないというが、「PCエンジン版と同等か、それ以上のものになる予定」(説明員)。
しかし体験版はオープニングデモが長い。2分以上プレイしてもゲーム画面にたどりつけず、後ろで並ぶ人の無言の圧力が痛い。「詩織……もっとゆっくり話したかったよ……」――小心者の記者は再び不気味な独り言をつぶやいてトボトボ立ち去った。
「できるだけたくさんの方に楽しんで欲しいので、プレイできる端末数を増やす方向で調整中」(説明員)。明日、明後日の一般公開日には短い待ち時間で楽しめるかもしれない。
また、コナミのコーナーでゲームをプレイすると、ときメモキャラのイラスト入りのミニクリアファイルとポストカードがもらえる。ポストカードは全6種類で、どれが入っているかはもらってのお楽しみだ。
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