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KDDI、地デジ携帯で「災害速報」の試験放送
KDDIは3月14日から、地デジケータイで緊急地震速報の試験受信を行う。地震の揺れ情報(初動)から震源やマグニチュードなどを予測し、主要動が到達する前に情報を伝達する。
KDDIは3月14日から25日まで、地上デジタル放送対応携帯を利用した緊急地震速報の試験受信を行うと発表した。三重県情報通信基盤整備協会、三重テレビ放送、ウェザーニューズと共同で行うもので、三重県で実施する。
気象庁では、地震の揺れ情報(初動)から震源やマグニチュードなどを予測して、主要動が到達する前に情報を伝達し被害を軽減する取り組みを行っている。今回の実験もこの一環で、地デジ対応携帯にウェザーニューズの開発した緊急地震速報コンテンツを表示させるという内容。
専用の試験機を10台程度制作し、三重県内の防災関係者などに配布した上で放送、受信を行う。津波や地震などを絵文字などでグラフィカルにシンボル化した「ピクトグラム」で表示を行うため、視認性も高いという。
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試験では、描画速度や情報の精度、通信と放送のシームレスな乗り換えが可能かなどを検証し、受信時の心理的状況なども含めて報告を受ける。KDDIでは、携帯はGPS機能を備えるほか災害用掲示板なども利用できることから、災害時の情報伝達ツールとして有用だとうたっている。
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