KDDI、「W21CAII」を発表~フルブラウザ搭載
Operaブラウザ搭載「W21CA」の後継機となる「W21CAII」が発売される。カラーリングの変更と、フルブラウザ定額制への対応が中心。
KDDIは4月8日、「W21CA」(カシオ計算機製)の後継機種となる「W21CAII」を4月下旬から発売すると発表した。2.6インチワイド液晶と200万画素オートフォーカス付きCCDカメラを備えた1X WIN対応端末となる。
W21CA同様、フルブラウザ「PCサイトビューアー」(Opera)を搭載しており、PCサイトを携帯電話から見ることができる。KDDIは5月1日から、PCサイトビューアーをパケット定額で利用できるよう料金改訂を行う予定だ(3月23日の記事参照)。
W21CAとの違い
W21CAIIは、基本的な機能は2004年12月に発売したW21CAを引き継いでいる。最も大きな変更点は、ボディカラーの変更となる。
透き通る水色を表現する「スカイブルー」、暖かみのあるパールホワイトとさわやかなシルバーを組み合わせた「ルミナスホワイト」の2色が用意され、さらに付属のステレオイヤホンのカラーリングもホワイトに変更された。
フルブラウザ周りでは、設定したWebページを自動的に更新しつつ待受画面に表示する「待受設定」の一部が変更になっている。出荷時の自動更新間隔は10分だったが、これが1時間に。また、これまで最短1分間隔で更新できたが、W21CAIIでは最短30分間隔となっている。5月からの定額制対応に伴っての措置と考えられる。
そのほかの変更点は以下の通り。
- メニューアイコンの変更
- 壁紙の変更
- EZゲームストリートアプリを搭載
- バーコードリーダーアプリのバージョンアップ
また、au端末は「W31S」(ソニー・エリクソン製、4月発売予定)以降、ACアダプターを共通化する計画だが(4月4日の記事参照)、W21CAIIでは従来同様、専用ACアダプターが同梱される。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | W21CAII |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚み) | 約51×103×26ミリ |
重さ | 約143グラム |
連続通話時間 | 約190分 |
連続待受時間 | 約240時間 |
カメラ | オートフォーカス付き有効200万画素CCD |
外部メモリ | miniSDカード(同梱せず) |
メインディスプレイ | 約2.6インチワイドQVGA(240×400)TFT液晶 |
サブディスプレイ | なし |
EZナビウォーク | ○(地磁気センサーなし) |
BREW | 2.0対応 |
赤外線 | なし |
データフォルダ容量 | 24Mバイト |
発売日 | 4月下旬 |
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