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「どの世代」の端末が売れ筋か?携帯販売ランキング(3月28日~4月3日)

新機種ラッシュが終わり、このところ販売ランキングは安定気味。少し趣向を変えて、各キャリアで「どの世代」の端末が売れているか見ていこう。

 新機種ラッシュが終わり、このところ販売ランキングは安定気味。先週も動きが少なかったが(4月1日の記事参照)、今週もそれほど目立った動きのないランキングになっている。

 今週は趣向を変えて、各キャリアのランキングで「どの世代」の端末が売れているのか傾向を見ていこう。

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 ドコモの端末で、いま売れているのは2004年夏ごろリリースされた端末だ。1位の「N900iS」は2004年6月末に、4~5位の「N506i」「P506iC」も6月末~7月上旬にリリースされた端末。先週11位から8位に上がった「D506i」(右写真)は、2004年5月中旬に発売したものだ。

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 これらの機種は、サイクルの早い携帯業界ではやや「型落ち」だが上々の売れ行き。これに「N901iC」「P901i」「P700i」などの最新機種が絡む展開になっている。ちなみに、らくらくホンこと「F672i」は発売日が2003年9月と“長老”のような端末。FOMA版らくらくホンの「F880iES」も2004年9月発売だ。ちなみにらくらくホンは敬老の日に発売される傾向がある。

 auのランキングはドコモよりも、やや最近の端末が売れている。売れ筋は2004年11月~12月の機種で、「W22SA」(左写真)「A5507SA」「W21CA」「W21T」「W22H」などはみなこの世代となる。

 最新機種の「W31SA」「W31K」「A5509T」も顔を出しているから、全体としては新しい機種がよく売れている印象。トップ10の中で最も古株は「A1403K」だが、それでも2004年10月末発売だ。

 ツーカーは、ランキングの機種をみわたしても“世代”というくくりを見つけにくい。バラバラに発売された機種が、それぞれ売れているといったところ。

 特徴としては、古い端末がよく売れているということだろうか。トップ10のうち5機種が2003年リリースの製品。「ツーカーS」(右写真)の2004年11月発売と、「TT51」の2005年3月発売が目立つが、そもそもこの2機種以外はあまり新機種が出ていないという事情もある。

 ボーダフォンは、世代交代が進んだという印象だ。3月中旬までトップに君臨していた「V602SH」「V402SH」「V601T」のトリオが下降して、代わりに最新機種「V603SH」(左写真)「V603T」が上位にきた。

 ボーダフォンの場合は、冬商戦向け3G端末の7機種が中位を固めるのが特徴。2004年末に相次いで発売された「802SE」「702NK」「902SH」がランキングに入っていおり、2005年1月以降に発売になった「802SH」と「802N」がこれより上に位置しているという構図だ。

 来週は、特に発売予定の端末はなし。ただし、そろそろ「W31S」の発売日が発表されるのではとの期待も高まっている。注目度からいけば初登場ランキング入りもありそうな“大型新人”だけに、注目されるところだ。



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