韓国、プリペイド携帯電話を買うならココ:韓国携帯事情(3/3 ページ)
GSMが使えない韓国では、プリペイド携帯も韓国用に用意する必要がある。プリペイドの契約の仕方を、ソウルでも有名な電気街「龍山」や「江辺」とともに紹介しよう。
ほかの階ではPCとソフト、デジタルカメラとオーディオ機器など、多様な機器を一緒に売っているが、6階は携帯電話一色。携帯電話を前に客を呼び込む声や携帯電話のベル音、熱気でいっぱいで、かなり密度の高い空間となっている。
このようにショップが集中した場所では、新機種のラインナップにはそれほど大きな差はないが、中古ではたまに掘り出し物もあるので、丹念に見てみると良いだろう。ただひとつ、留意しておきたいのは、韓国の店員さんたちの商売熱心さ。客が店の前を通り過ぎるだけで「いらっしゃい!」「安いよ!」と身を乗り出して声をかけてくるほか、時にはそばに寄ってきて何やら話しかけられることもある。大抵の日本人は面食らってしまうが、それにめげないよう心の準備もしておこう。
携帯端末ショップが集中している、テクノマートの6階携帯電話売り場
携帯電話売り場で日本語のできる店を見つけた。店番号B-024の「江辺通信」だ。社長(写真右)が日本語はもちろん、英語や中国語まで堪能なため、外国人客も多く訪れ、プリペイド携帯購入の相談にものってくれるという
ご存知の通り、LGTでは音楽配信サービス「musicON」にて、6月末まで音楽の無料ダウンロードキャンペーンを行っているが、この音楽ダウンロードがプリペイド契約でもできるスペース「Phone & Fun」ショップが、江辺テクノマート6階の携帯電話売り場に誕生した。
ダウンロードは簡単で、ダウンロード専用機器に携帯電話を連結し、タッチパネルで欲しい音楽を選択・転送するだけだ。操作方法が分からなくても、常駐している店員がすべて教えてくれる。
現在、このサービスを受けられるのはLGTのMP3対応端末を持っている人のみとなるが、有料化する7月からは、SKTやKTFのMP3フォンでも提供する予定だという。ソウルを訪れる予定の人には、ぜひ足を運んでみてほしい。
佐々木朋美
プログラマーを経た後、雑誌、ネットなどでITを中心に執筆するライターに転身。現在、韓国はソウルにて活動中で、韓国に関する記事も多々。IT以外にも経済や女性誌関連記事も執筆するほか翻訳も行っている。
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