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ボーダフォン、1.7GHz帯の3G実験免許申請
携帯向けの新しい周波数帯として注目される1.7GHz帯に、ボーダフォンが名乗り。現行の3Gサービス提供事業者では初。
ボーダフォンは4月27日、1.7GHz帯を使ったW-CDMA方式の実験免許を申請したと発表した。千葉県内で約6カ月間フィールド試験を実施する。将来の商用化を目指す。
同社は現在2GHz帯を使ってW-CDMA方式のサービスを提供しているが、3Gサービスのトラフィック増加により周波数帯の不足が懸念されるとしている。
1.7GHz帯は、新しい携帯電話向けの周波数帯として割り当てが予定されている。ソフトバンクのほかイー・アクセスが同周波数帯を使ったW-CDMA方式の実験免許を申請済み。
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なお、同日ドコモは「我々も1.7GHz帯の実験免許を申請するかどうかは未定」、KDDIは「今のところ周波数不足も起こっておらず、申請する予定はない」とするコメントをぞれぞれ出した。
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