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「HSDPAで、日本は再び世界のトップになる」――Nortel(2/2 ページ)

iモードの成功で、携帯先進国になった日本。しかし最近では、他国に追いつかれ、追い越されているとNortel。HSDPAで「再び」トップに立つべきだという。

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ソーケ HSDPAは、歴史的に“真のブロードバンド”を実現できる技術だ。日本の新規事業者がHSDPAで新しいサービスを開始すれば、日本は“再び”世界のトップに立つことができる。

ITmedia HSDPAで、どんなサービスが実現できますか。世間では「VoIPフォン」が注目を浴びています。

ソーケ VoIP対応の携帯電話は、QoSの面で見ても十分実現可能だ。

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 電力消費も、だいぶ改善されてきた。(電力消費の少ない)GSMと同程度にまでなってきている。ただ、HSDPAの高機能なアプリケーションを利用すると、電池の減りが激しいかもしれないが……。

 電波のエリアカバレッジは、今後のカギになる。UMTSと同程度にすべきで、Nortelではカバレッジを最適化するためのツールを開発している。

ITmedia 新規事業者といえば、ソフトバンクは800MHz帯の獲得に失敗し、今後は1.7GHz帯でサービス提供を目指すと見られています。あくまで仮定の話ですが、Nortelがソフトバンクのネットワーク構築する場合、1.7GHz帯できちんとカバレッジを確保できるのでしょうか。

ソーケ (1.7GHz帯は山間部で不利になるが)日本は平地と山間部が別れており、平野部に人口が集まっている。このため、対策が講じやすい。

 気になるのは「インドアペネトレーション」、都市部のビル内にどれだけ1.7GHz帯の電波が回りこめるかだ。ただ、施工が安くすむ小型のアンテナをオフィス内に配置する、といった解決策も考えているところだ。

(文中敬称略)

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