CF型3Gデータカードが海外でも利用可能に──ボーダフォン
ボーダフォンは、CF型3Gデータカード「VC701SI」のファームウェアバージョンアップを実施。18の国と地域でデータカードを使ったインターネットアクセスが可能になる。
ボーダフォンは、コンパクトフラッシュ型の3Gデータ通信カード「VC701SI」(2004年2月の記事参照)について、ファームウェアをバージョンアップして9月上旬から販売すると発表した。バージョンアップにより、海外18の国や地域のW-CDMAネットワークでもベストエフォート方式のパケット通信が利用可能になる。製品には国際ローミング時に接続先を容易に設定できる「ローミング設定ツール」(Windows 98SE/Me/2000/XP/Mac OS X対応)が同梱される。
VC701SIを既に利用中のユーザーには9月上旬以降に、ファームウェアバージョンアップツールとローミング設定ツールを収録したバージョンアップ用CD-ROMを送付。同時期からVC701SI開発元のセイコーインスツルメンツサイトからも両ツールをダウンロード可能にするという。
国際ローミング先となるのは、イスラエル、シンガポール、香港、イギリス、イタリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、カナリー諸島、南アフリカのW-CDMAネットワーク網で、GPRSには非対応。通信料金は国によって異なり、日本での契約に含まれる各種割引プランや無料通信分は適用されない。
ボーダフォンは8月1日から通信カード料金の改定を実施(7月11日の記事参照)。月額基本料金はそのままに無料通信分が75%増とするなどの改定を行うほか、データバリューパック スーパーとレギュラーの中間となる「バリューパック ミドル」を新設する。
料金面とエリア面の改定により、「ボーダフォンコネクトカードは、より利便性の高い商品・サービスになる」(ボーダフォン)としている。
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