無料通信分244Mバイト 使い勝手も向上したVC701SIを試す(1/3 ページ)
CFタイプの3Gデータ通信カードであるVodafoneコネクトカード「VC701SI」のユーティリティがバージョンアップし、さらに利便性を増した。この新ユーティリティの使い勝手を含め、高速パケット通信が可能なVC701SIを試してみた。
Vodafoneコネクトカード「VC701SI」は3Gサービスである「ボーダフォングローバルスタンダード」対応したデータ通信端末。パケット通信時で受信最大384Kbps/送信最大64Kbps、回線交換時で送受信最大64Kbpsでのデータ通信が行える。なお利用は国内に限定されている。
サイズはCFタイプ2準拠の通信カードとしては平均的。エクステンド部は16.8ミリとなっており、同じく3Gサービス対応のNTTドコモ「P2402」と比較するとほぼアンテナ分コンパクトだ。パッケージにはPCカードアダプタも付属しておりPCカードスロットでも利用できる。
VC701SIには外部アンテナも付属する。外部アンテナといってもペン大のコンパクトなもので、ノートPCのディスプレイ部などに固定が可能なように分離式の固定用クリップも付属する。外部アンテナは利用が必須なわけではなく、より良好な送受信のため必要に応じて利用する。
設定不要、ISP契約不要でインターネット接続
VC701SIにはセットアップ用CD-ROMが付属し、Windowsならインストーラを実行するだけでドライバの導入からユーティリティのインストールまでウィザードに従うだけで完了する。今回はユーティリティは8月9日付けで公開された新バージョンを利用している。
なおこのセットアップ用CD-ROM、インストーラ起動時に延々と音楽が流れるのでちょっと注意がいる。筆者は出先でインストールを始めてしまったので、慌てて音量をミュートする羽目になった。別に悪いというわけではないが、その時は勘弁して下さいよ、という気分になった。
便利なのは、ユーティリティを利用すると一切の設定をせずにインターネット接続できることだ。ボーダフォンは「アクセスインターネット」と呼ぶISPサービスも提供しており、ユーティリティにはこの「アクセスインターネット」を利用してのインターネット接続が設定済み。
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