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ドコモが開発に参加した高速赤外線通信「IrSimple」が国際標準に

ドコモやシャープなどが共同開発した高速赤外線通信方式「IrSimple」が、国際標準規格として採用されることが決まった。

 ITXイー・グローバレッジ、NTTドコモ、シャープ、早稲田大学は8月26日、共同開発した高速赤外線通信方式「IrSimple」(アイアール・シンプル)が業界標準化団体のIrDA(Infrared Data Association)で、国際標準規格として採用されると発表した。

 IrSimpleは、IrDA方式の通信手順(プロトコル)を効率化することでデータ転送速度の高速化を実現した通信方式。具体的には、最大4Mbpsを実現する「IrDA-4M」の4~10倍以上の速度になるという。

 規格自体はFIR方式を利用しており、従来のIrDA方式との互換性があるほか、IrDAにソフトを追加・変更すればIrSimple方式に対応させられる。

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 ドコモによれば、シャープ製端末に同技術を採用するかどうかは未定。ただ、赤外線モジュールを積んだ携帯が普及するなか「将来的にはこうした高機能な通信技術が普及すると思っている」という。

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