ニュース
YOZAN、PHSの音声サービスを11月末に終了
YOZANは9月22日、PHS事業のうち音声サービスを終了すると発表した。最終的にはPHS事業から撤退する計画。
YOZANは9月22日、PHS事業のうち音声サービスを終了すると発表した。既に新規受付は停止していたが(4月20日の記事参照)、11月末にサービスを終了する。テレメトリングサービスなども状況が整い次第終了し、PHS事業から撤退する予定だ。
同社は2002年8月に、東京通信ネットワーク(TTNet)からPHS事業を継承。しかしコスト削減などの経営努力にも関わらず、PHS事業での累損は100億円に達した。収支改善にはPHS事業を早期に終了し、新たな無線サービスを開始することが必要との判断から、今回PHS音声サービスの終了を発表した。
ボイススポットフォンやテレメトリングサービス、児童見守りサービスなどは継続するが、「状況が整い次第順次サービスを終了する」(同社)。今後はPHS設備をWiMAX規格に更新して、ワイヤレスブロードバンド事業に参入する。12月にはWiMAXサービスを開始できるめどが立っているという。
advertisement
「WiMAX事業部門およびマルチキャスト(ポケットベル)事業部門に経営資源を集中させ、会社全体の業績向上に努める」(同社)
関連記事
- ライブドア、YOZANと無線LANサービスで契約締結
ライブドアとYOZANは、無線LANサービスで基本契約を締結した。YOZANのアクセスポイントインフラをライブドアが利用する。 - YOZAN、WiMAX事業でIRIグループなどと資本提携
YOZANは、インターネット総研(IRI)グループのIRIユビテックと資本提携を行うと発表した。同日、沖縄テレメッセージへの出資も発表した。 - 東北でも終了、アステルPHSが消滅へ
東北インテリジェント通信は、PHSサービスの新規受付を停止した。これで全国でアステルブランドのPHS音声サービスが終了する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.