東北インテリジェント通信は7月28日、アステルPHSサービスの新規申込受付を終了した。今後は2006年度下期をめどに、サービスを終了する。
同社は従来、東北6県および新潟県内でアステルPHSサービスを提供してきた。しかし携帯サービスの低料金化、多機能化が進む中で競争力が落ち、ユーザーの減少が続いていた。アステルグループの相次ぐ撤退で全国サービスが維持できなくなったこともあり、撤退を決めた。現存ユーザーは他社電話サービスへ移行できるよう、処理を進めるという。
アステルグループはこれで、沖縄で「ウィルコム沖縄」が事業を継承したほか(2004年12月13日の記事参照)、東京でYOZANがPHSサービスのWiMAX化を発表した(4月20日の記事参照)以外は、全国でサービスを終了することになる。東京と沖縄でも、アステルブランドのPHS音声サービスは消滅する。
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