ニュース
地デジ対応携帯登場──ドコモ「P901iTV」、KDDI「W33SA」
ドコモおよびKDDIが携帯電話向け地上デジタルテレビ放送(ワンセグ)に対応した端末を発表。10月4日からのCEATECで展示する。
NTTドコモおよびKDDIは、それぞれ携帯電話向け地上デジタルテレビ放送(ワンセグ)が視聴できる携帯電話を開発した。ワンセグ放送は2006年4月1日から放送開始となっており、「(放送開始に間に合う)今年度中に発売」(ドコモ)、「可能な限り早い時期での発売を目指す」(KDDI)としている。
ドコモの「P901iTV」はパナソニックモバイル製。2.5インチの大型視野角液晶を採用し、連続2.5時間のワンセグ放送視聴が可能。また内蔵メモリへの録画も行える。液晶部を回転させるとテレビが起動でき、液晶の向きに合わせて画面を縦横に切り替えられる。さらにアナログテレビ放送の受信にも対応している。また「おサイフケータイ」機能も搭載した。
KDDIの「W33SA」は三洋電機製の端末。16対9のワイド画面で視聴できるほか、放送で流れているBGMの曲名を検索できる「聴かせて検索」などの連携が予定されている。
advertisement
いずれも映像音声のほか、データ放送も受信可能。さらにパケット通信を使ってWebサイトにアクセスする双方向性サービスに対応する。両機種とも10月4日から開催される「CEATEC JAPAN 2005」に展示される予定だ。
なおボーダフォンは、V801SHベースの試作機を5月26日に公開している(5月26日の記事参照)。商用機の投入時期については「現在のところ未定」(ボーダフォン)としている。
関連記事
- 愛称は「ワンセグ」~携帯向け地デジ、2006年4月1日開始
地上デジタルテレビの1セグメント放送の開始日が、2006年4月1日に正式決定した。呼称を“ワンセグ”とすることも明かされた。 - KDDI、ワンセグ対応「W33SA」を展示
KDDIは9月27日、開発中のワンセグ対応端末「W33SA」を披露した。三洋電機製の回転2軸端末で、液晶面を裏返した状態で番組を視聴できる。 - ドコモのワンセグ端末「P901iTV」の操作性をチェックする
既報のとおり、ドコモはワンセグ対応端末「P901iTV」を披露した。会場では、まだ開発中とはいえ実機に近い端末を手に取り、操作体系を確認できた。 - 312Kbpsで受信中――ボーダフォン、地デジ携帯のデモ
NHKの「技研公開 2005」で、ボーダフォンの地上デジタル放送対応端末が展示されている。パラメータ設定は、映像128Kbps、音声64Kbps、データ約60Kbps。 - 開発現場に聞く、1セグ端末のイメージとは?
2005年度中のサービス開始に向け、1セグ放送対応端末の準備が進んでいる。現場では、どのような開発イメージを持っているのだろうか? テレビ対応に積極的なNECと、1セグ放送向けブラウザを開発したACCESSに聞いた。 - 1セグ放送×モバイル放送徹底比較
2004年11月から、モバイル放送が始まった。移動体向けデジタル放送、1セグメント放送も約1年後に開始を控える。──ところで、両サービスはどう違うのだろうか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.