固定電話の子機をイメージ──「らくらくホン シンプル」:CEATEC JAPAN 2005
通話機能に特化したドコモの「らくらくホン シンプル」は、固定電話の子機のように使えることを目指した端末。どこが使いやすいのかをチェックした。
ツーカーの「ツーカーS」(10月21日の記事参照)、KDDIの「簡単ケータイS」(9月6日の記事参照)に続き、ドコモも通話に特化したシンプル携帯「らくらくホン シンプル」(10月3日の記事参照)を発表した。ターゲットは「65歳以上の携帯を使ったことがないユーザー」(NTTドコモ プロダクト部第2商品企画部の小沢耕平氏)。固定電話の子機をイメージしたボディデザインで、抵抗なく使えるよう配慮したという。
他キャリアのシンプル携帯と異なるのは、モノクロの液晶画面を備えている点。電話番号を入力する際に押し間違いがないか、どの電話番号から電話がかかってきたのかを確認でき、各種設定も確認しながら行える。
文字入力機能を備えていないため電話帳機能はないが、代わりに短縮ダイヤルを登録可能。10件まで登録でき、短縮1に登録した相手に電話をかける際には「通話ボタン」-「1」-「通話ボタン」を押せば通話できる。
各種設定は、短縮ダイヤル系の設定が「*」、メニュー系の設定が「#」に割り当てられている。短縮ダイヤル1の登録は「*」-「1」から、見守り通知の設定は「#」-「4」から行うといった具合だ。ちなみに自機の電話番号は「#」-「0」で確認できる。
端末内に10件(1件最大30秒)までの伝言を保存できるのも特徴の1つ。新しい伝言が入るとボタンが光って通知され、ボタンを押すと再生できる。伝言が10件を超えると、古いものから順に自動的に削除される仕組みだ。
使う人も見守る人も、安心・安全に
使うユーザーだけでなく、その家族も安心できる機能も用意されている。端末を充電台に置くと、端末が充電開始されたことを判断し、あらかじめ登録した相手に自動的にSMSを送る「見守り通知」機能だ。「充電したということは、持ち主が何らかのアクションを起こしたということ。元気でいることが分かる」(説明員)
もう1つが、短縮ダイヤルに登録している相手以外からの着信を拒否する「振り込みバスター」機能。短縮ダイヤルを登録できる、らくらくホン シンプルならではの機能だ。
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