結果発表:「音声定額のためならキャリアも変える」約40%:+D Voice(2/2 ページ)
音声定額が、注目を浴びるようになってきた。ITmedia読者を対象に実施したアンケートでも、高い関心がうかがえる。
グラフを見れば分かるように、若年層は比較的恋人や友人と話したがり、30代~40代は比較的家族や仕事関係者と話そうと考えている構図がくっきりと見てとれる。20歳未満から20歳代に年齢が上がるにつれ、同居の家族とあまり話したがらなくなり、さらに年齢が上がると同居の家族とも積極的に話し始める……という、「いかにも」と思わせる結果が出た。
ITmedia読者の意見は
最後に、音声定額についてどう思うか、音声定額サービスを活用してどんなことをしたいかなど、ITmedia読者に自由に語ってもらった。
全体の論調としては、ボーダフォンの月額315円のプランを“良心的”とたたえる意見が多く見られた。ただし、一部には辛らつな意見も。「ボーダフォンの定額は安すぎて、突発性のサービスのように思えて仕方ない。乗り換えた後に『はい、止めます』みたいなことになったら目も当てられない」と、サービスの継続性を心配する声もあった(2004年6月22日の記事参照)。
NTTドコモがPTT(プッシュ・ツー・トーク)で音声定額に参入するのではとの見方もあるが、これには否定的な意見が多かった。理由は「PTTはトランシーバーみたいなのでいやだ」が代表例。どうやら、通常の音声通話と異なる使い勝手を懸念しているようだ。
「PTTはストレスが溜まるのでけんかになります。昔、アマチュア無線で当時付き合っていた人と話を毎晩していましたが、相手の話を一方的に聞かなければならないというのは結構難しいものです」
音声定額が普及すれば知人とのコミュニケーションスタイルが変わる、と予想する見方も複数寄せられた。「今まではメール中心のコミュニケーションを取っていたが、定額制が普及すればメールアドレスではなくて、電話番号を中心に教えるかもしれない」
ただ音声定額に批判的な読者も相当数いて、そうしたユーザーは「ヘビーユーザーのために一般ユーザが色々な面で、迷惑を被らないようにしてほしい」と訴えていた。これもまた、携帯キャリアが傾聴すべき意見だろう。
音声定額サービスに加入したらやってみたいこととしては、やはり「恋人と会話」が圧倒的多数。「毎日恋人と話をする。話しながら一緒に勉強したりしている。実際に、ウィルコムを使って、毎日話して、勉強もすぐ相談している」。「恋人ができそうな時に、金額を気にせず攻めの姿勢をとる」という、なかなか力強い意見もあった。
ほかに、ちょっと反則ぎみの使い方もあった。「スピーカーにして、つなぎっ放し」「ライヴを見に行った時に気に入ったバンドがあれば、即音声のみの中継」などがそれにあたる。ちなみに、「どんな使い方をしたいか」などという質問は愚問だ――という声も多数あったことを付け加えておく。
「話したい時に、かける時間、話す時間を気にせず、気軽に心やすまる時間を得る。『どんな使い方をしたいか』を考えなくていいのが、魅力」
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