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KDDI、2006年春にJCBやUFJニコスなどと提携カード発行
KDDIはクレジットカード4社と提携カードを発行する。おサイフケータイではなく、プラスチックカードでの提供となる。
KDDIは10月31日、クレディセゾン、JCB、トヨタファイナンス、UFJニコスと提携し、2006年春を目処に国際ブランド機能が付いたクレジットカードを発行することで合意したことを発表した。
サービスの詳細や名称などについては未定だが、「KDDIクレディセゾンカード」「KDDI JCBカード」など、KDDIが主体となるカードとなることは決定している。また、VISA、Masterといった海外でも利用できる国際ブランドを付加する。
クレジットカード加入者への特典として、クレジットカードの利用金額に応じて、携帯電話の利用料金への充当を行うなどの、新たな独自ポイントプログラムを提供する予定。
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提携カードはプラスチックカードで、おサイフケータイとの関連はない。「モバイル決済推進協議会(10月25日の記事参照)との関係はない」(KDDI広報部)
NTTドコモも、JCB、UFJニコス、ディーシーカード、クレディセゾン、UCカード、三井住友カード、NTTリースと提携カード「ドコモカード」を発行しており、ドコモプレミアクラブと連動したポイント還元サービスを提供している。KDDIの提携カードも同様の位置づけになると見られる。
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