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ハニカム三兄弟、三男坊の実力は? ~F902i荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/5 ページ)

N902iやD902i同様、記録400万画素のスーパーCCDハニカムを搭載しているF902i。前モデル「F901iC」は普通の200万画素CCDだったが、どれだけ機能アップしたか。

 D902iの場合、センターボタンを押すとAF+撮影となっていたが、F902iは通話開始ボタンがAFボタンとなっており、センターボタンはシャッターのみだ。つまり中・長距離でAFしないでさっと撮りたいときはセンターボタンでシャッターを押せばいいし、AFを効かせたいときはまずAFでピントを合わせてから撮るわけである。

 では作例で象のすべり台から。

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 一応、撮影日時は違うがD902iの絵も参考につけておいた。

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 画像はこのようにすべて縦位置。4Mモード時は1728×2304ピクセルとなる。2枚の写真はどっちも晴天で時刻は同じくらい。とはいえ、背景をみると一目瞭然だが秋と冬という違いが大きいので、色味もけっこう違う。F902iの方はホワイトバランスの補正がかかっていて、見た目も鮮やかだ。その代わりちょっと青っぽい。ディテールのシャープネスはD902iの方が強くかかっていて、F902iの方が柔らかい印象となっている。全体に、D902iはシャープ、F902iはソフトといっていいかも。

 ただまあ、横位置で撮るとホワイトバランスが全然違ってきて急に赤っぽくなる。これは構図に青空が少ないせいか。

 続いてあずまやを。

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 詳しくは後述するが、F902iは撮影モードが非常に充実しているのも特徴。ただし、D902iとは内容が異なるのが面白い。試しに「風景モード」で撮ったら、シャープネスが強くくっきりした絵になった。木々を見るとすごく違いが出ている。

 全体に色はしっかり出ていて階調もけっこう滑らかと、非常に優秀な写り。晴天下の爽やかさ、冬のきりっとした感じにあった写りだ。

豊富な撮影モードとインタフェース

 F902iはケータイとしてはかなりの多機能を誇っている。豊富な撮影モード、カメラ設定などを楽しめる。


撮影時の画面。細かい撮影情報が表示される上に、その時の機能がアイコン表示される。アイコンを見ながら機能を設定できるのはとてもよいが、その分構図を隠してしまってるのは残念

左右のキーで機能を選び、上下キーでパラメータを選ぶというインタフェースは従来と同様。機能が多い場合、こういうインタフェースはすごく便利だ。いちいちメニューを開かないと使えない機能は結局使わなくなってしいまうから

 特徴は画面の下にずらっと並んだアイコン。

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