ナビ+音楽+FeliCa搭載の3G──「904T」
ボーダフォンの東芝製3G端末「904T」は、音楽プレーヤーやナビ、FeliCa機能が搭載されたフラッグシップモデル。メイン液晶を表に出した状態で使える「グリップスタイル」を採用した。
ボーダフォンの東芝製3G端末「904T」は、着うたフルやCDリッピングした楽曲データの再生機能、電子コミック用Vアプリが搭載されたエンタメ携帯。コミックは7作品がプリセットされる。さらにFeliCa対応、GPS搭載、カメラも3.2Mとフルスペックのハイエンドモデルだ。
3月中旬以降に発売の予定で、価格は未定だが「2万円前後になる見込み」(ボーダフォン)という。
ボディ形状は、2.4インチのメイン液晶を表に出して折りたためる回転2軸ヒンジ構造を採用。この状態でさまざまな操作が可能で、ボーダフォンはこれを「グリップスタイル」と呼ぶ。カメラの操作やメール、Webの閲覧、徒歩ナビ機能の「Vodafone live! NAVI」などを操作可能だ。
グリップスタイルでは、ディスプレイ下に配置された2つのキーが「右ソフトキー」「左ソフトキー」に対応する。さらにその下にあるヒンジ部の5つのキーが、「十字キー」「決定キー」になる仕組み。「文字入力以外はほぼすべて操作できる」(説明員)
裏面には320万画素のCMOSカメラを搭載するほか、FeliCaチップもここに配置されている。ただし、モバイルSuicaには対応していない。「904TはモバイルSuica非対応。JR東日本といろいろな協議をしているが、(どの端末から対応するか)正式対応の予定を発表することは控える」(ボーダフォン)
804N同様、ミュージックプレーヤーを備え“音楽ケータイ”を標榜している点も特徴だ。本体側の再生機能はAACとMP3に対応し、製品に付属する転送ソフト「Beat Engine」を使って端末への転送を行える。音楽機能自体は、音楽ケータイをウリにした「803T」と同等。
ボーダフォンの新サービスにもフルに対応。雑誌風コンテンツの自動配信サービス「Vodafone live! CAST」、絵文字を解釈して3Dアニメーションで表示する「デルモジ表示」、さらに端末のアドレス帳などをネット上にバックアップできる「Vodafone Address Book」にも対応する。このほか「Vodafone live! BB」「Vodafone live! NAVI」などの従来サービスもサポートしている。
機種名 | 904T |
---|---|
通信方式 | W-CDMA、GSM(900/1800/1900MHz) |
サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×112×26ミリ |
重さ | 約146グラム |
カメラ | メイン:有効画素数320万画素MOS、サブ:31万画素CMOS |
連続通話時間 | 約180分(W-CDMA)、約290分(GSM) |
連続待受時間 | 約400時間以上 |
外部メモリ | miniSD(別売り) |
メインディスプレイ | 2.4インチQVGA 約26万色TFT液晶 |
サブディスプレイ | 1.16インチ32×160ピクセル STN液晶(4階調) |
そのほか | Vアプリ(メガアプリ)、メールアート、USB接続、PCリンク機能、Bluetooth、赤外線、TVコール、国際ローミング、バイリンガル、モバイル ルポ、電子辞書 |
ボディカラー | フォレストグリーン、アーバンシルバー、キャニオンレッド |
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