速報
孫社長、MVNOも含め「あらゆる選択肢を検討」
ソフトバンクの孫社長は、携帯電話事業への新規参入時にボーダフォンとMVNO提携交渉を進めているとの報道に対し、「あらゆる選択肢を検討しており、可能性は否定しない」とコメントした。
ソフトバンクの孫正義社長は、2月10日の同社決算発表会で、携帯電話事業への新規参入時にボーダフォンとMVNO(Mobile Virtual Network Operator)で提携交渉を進めているとの一部報道に対し(関連記事参照)、「常にあらゆる選択肢を検討しており、可能性は否定しない」とコメントした。
参入時期やサービスの内容などについて具体的には今回も言及せず、「参入する以上は喜ばれるような機能や価格にしたい」と述べるにとどまった。「ブロードバンドはNTTと同じタイミングだったが、携帯は先行3社が以前から展開している。1~2年でひっくり返そうとするとケガをするだろう。徐々にアクセルを踏み、10年20年でも着実に進めていく」という慎重な姿勢だ。
Yahoo!BB事業への先行投資で赤字にあえいできたソフトバンクだが、2006年3月期は連結営業黒字に転換する見通し。携帯参入に当たっても「力ずくで大きな赤字まで出してやるような大技は考えていない。今後も利益は着実に上に行こうと思っている」と明言。「今後はあまり無茶しない」考えだ。
advertisement
関連記事
- ソフトバンクとボーダフォン、「MVNOで連携」の現実味
ソフトバンクとボーダフォンが、MVNOでの提携交渉を進めているとの報道があった。実現すれば、BBモバイルは2007年春から全国一斉にサービスを開始できる。 「春が来そうだ」──ソフトバンク4~12月期、最終黒字178億円に
ソフトバンクの2005年4から12月期は178億円の最終黒字に。孫社長は「今回はトンネルをいよいよ抜けて春が来そうだ」と自信を見せる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.