音楽携帯としての実力は──ドコモ「Music Porter II」:音楽携帯の春モデルを試す(前編)(1/3 ページ)
音楽プレーヤー化が加速する携帯電話。本企画では、今春の携帯ラインアップの中から2つの音楽携帯をピックアップしてその実力を試してみた。初回はドコモの「Music Porter II」だ。
携帯の音楽プレーヤー化が加速している。KDDIは、auのWIN端末向け総合音楽サービス「LISMO」を展開、対応端末を一挙7機種も投入した(1月19日の記事参照)。ドコモは2005年末に、連続再生時間20時間というタフネス音楽携帯「Music Porter II」(2005年10月の記事参照)を発売。春には1Gバイトメモリを内蔵した「MUSIC PORTER X」(2005年10月の記事参照)のリリースも予定している。ボーダフォンも、背面に音楽操作専用のキーを搭載した「804N」(「804N」記事一覧参照)や「804SS」(「804SS」記事一覧参照)を春モデルとして投入予定だ。
本企画では、前編でドコモ端末のMusic Porter II、後編LISMO対応端末の「W41CA」(「W41CA」記事一覧参照)について、音楽機能を検証する。
左がauのLISMO携帯「W41CA」。USBクレードル充電台が付属し、端末をセットするだけでPCに端末内データを転送できる。右が音楽機能にフォーカスしたドコモのMusic Porter II。取り込みソフトやPCとの接続ケーブルなど、音楽を聴くのに必要なアイテムがパッケージされている
おもなチェックポイント以下の2点だ。
- 付属するPC用音楽管理ソフトの完成度(音楽コンテンツの管理のしやすさ、携帯電話との連携など)
- 音楽携帯としてのハードウェア、ソフトウェアの完成度(操作性、音楽再生機能、バッテリーの持ちなど)
スペック | Music Porter II | W41CA |
---|---|---|
対応音楽ファイル形式 | ATRAC3/ATRAC3plus/MP3/AAC | LISMO対応独自形式(aacPlus)/SD-Audio |
対応記録メディア | メモリースティック PRO Duo(128Mバイトメディア同梱、最大2Gバイトをサポート) | miniSD(最大1Gバイト) |
最大連続待受時間 | 約420時間(静止時) | 約230時間 |
連続音楽再生時間 | 約20時間 | 約6.5時間(イヤフォン利用時) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 49×107×24ミリ | 49×103×22ミリ |
重さ | 約120グラム | 約126グラム |
2代目音楽携帯──「Music Porter II」
ムーバの音楽携帯「Music PORTER」(2004年12月の記事参照)に続く2代目の音楽携帯として登場したのがMusic Porter IIだ(2005年10月の記事参照)。
端末はATRAC3plus/ATRAC3/MP3フォーマットの音楽再生機能に対応し、パッケージにはステレオイヤホン+マイク付きリモコンとPC・端末間をつなぐケーブル、音楽CDのリッピングや管理、端末への転送を行うジャストシステムの「BeatJam」、128Mバイトのメモリースティック PRO Duoが同梱される。オプション品などを買い足す必要なく音楽機能を楽しめるパッケージ構成になっている。
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