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写真で解説する「W33SA II」

もっとワンセグを気軽に使ってほしい──。そんな思いから生まれた「W33SA II」は、ワンセグ携帯「W33SA」をベースにフルブラウザを搭載し、メール周りのエンタテインメント機能を付加したWIN端末だ。

 「どこよりも早くワンセグ携帯を出したい」(三洋電機)という言葉通り、日本初のワンセグ携帯として登場したのが「W33SA」(2005年10月の記事参照)。ワンセグとアナログテレビの両放送方式に対応していたことや、4月1日からワンセグの本放送が開始されたことから人気を博したが、ユーザー層の内訳は「約7割が男性だった」(説明員)という。「もっと幅広い層に、ワンセグ携帯をアピールしよう」という思いから生まれたのが「W33SA II」だ。

 ワンセグやアナログテレビ周りの機能はW33SAを踏襲し、新たにPC向けサイトを閲覧可能なPCサイトビューアーを搭載。女性ユーザーにも手にとってもらいたいという思いから、メール内の絵文字が立体表示される「うごモジメール」や、写真撮影した手書き文字を写真と組み合わせて使える「パシャ文字」(1月19日の記事参照)機能を搭載した。また日本語入力システムは、Advanced Wnn αを採用しており、変換辞書が従来のAdvanced Wnnの約8倍の容量に拡張されたという。

 ボディカラーは“力強さをイメージした”色を選んだといい、躍動感のあるエネルギッシュなスピリットブルーと、地中海を望むモナコの真っ白な建物をイメージしたライズホワイトの2色をラインアップした。スピリットブルーはシルバーとのツートンで動きのあるグラフィカルな印象に、ホワイトはワントーンでかたまり感のあるフォルムの美しさを表現している。

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 なお、au ICカードやFeliCaには非対応。音楽機能はSD-AudioとFMラジオ、着うたフルを利用できるが、LISMOには対応していない。

アナログとワンセグに対応、PCサイトビューアーも搭載した回転2軸ボディの「W33SA II」。背面のWINロゴが着信ランプの役割を果たす
カメラや撮影補助用ライトは底面に装備
端末を開いたところ。液晶周りはつや消し塗装しており、テレビ視聴時の映り込みを防ぐ
端末の左側面にイヤフォン端子とminiSDカードスロットを搭載。miniSDカードは1Gバイトまでサポート
右側面にはカメラキーやテレビキー、クリアキーなど5種類のキーがある
端末上部のホイップアンテナは、テレビのU局専用で、通話やラジオの通信には利用しない。FMラジオとテレビのアンテナは本体に内蔵されており、イヤフォンなしでも利用可能
横長画面でテレビを試聴可能。なおテレビは録画機能も備え、ワンセグは最大15分、アナログテレビは最大40分録画できる。FMラジオは最大60分の録音が可能
情報行を消したフル画面でテレビを試聴できる。連続視聴時間はアナログテレビが1時間、ワンセグが2時間45分。音楽の連続再生時間は6時間30分
縦長画面による試聴時の画面。字幕放送にも対応
チャンネル変更は十字キーの左右、音量調整は上下で行える
PC向けサイトを閲覧できるPCサイトビューアー(Operaブラウザ)を搭載。ブラウザは機能強化され、ログイン情報やCookieの保存に対応※。メニューには検索ツールが追加された
メール内の絵文字を立体表示する「うごモジメール」。プレーンなテキストが少しずつ画面に表示され、絵文字部分は立体表示される。文字が波打つように動き続けているのが面白い
W41SAに搭載された「パシャ文字」機能も装備。カメラで撮影した手書きの絵や文字を、画像データとして端末に取り込める。撮った写真と組み合わせると、ちょっとした絵はがきタッチの写真を作成できる
待受画面
メインメニュー
着うたフルとSD-Audioに対応するが、LISMOには非対応
※追記:KDDIに確認したところ、Opera 7.60にもCookieの項目はあり、オンにすることはできましたが、PCサイトビューアーを終了するとCookieの内容が保存されないものでした。Opera 8.0では次にPCサイトビューアーを起動したときに、前回Cookieとして保存された情報を使うことができ、本来のCookieの使い道として利用できるようになったということで「Opera 8.00でCookieに対応した」という表現をしたそうです。


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