W-ZERO3の本体裏面に「Intel Inside」ロゴ
新型W-ZERO3の裏面に「Intel Inside」のロゴが付くことになった。PCやサーバ製品以外に、Intel Insideのロゴが付くのは国内で初めて。
インテルとウィルコムは6月6日、ウィルコムのシャープ製多機能PHS端末「W-ZERO3(WS004SH)」(6月6日の記事参照)の本体に、Intel Insideロゴを使用することを発表した。本体のほか、W-ZERO3(WS004SH)の広告やカタログ、POPなど店頭の販売促進ツールにもIntel Insideロゴが掲載される。
Intel Insideロゴが付くのはWS004SHだけで、前バージョンのW-ZERO3(WS003SH、2005年10月20日の記事参照)には付かない。ウィルコムによれば、今後生産をWS004SHに切り替え、WS003SHは流通在庫分を販売して終了となるという。
インテルマーケティング本部の江田麻季子氏は「ケータイのトレンドは通話からデータ(通信)へ移りつつある。W-ZERO3は、ケータイというよりは“ケータイの機能もある小さなノートPC”という位置づけ。PCとの親和性の高さ、性能の高さのブランドとして、Intel Insideロゴを使うことになった」とする。
インテルでは同社製のプロセッサを搭載したPCやサーバ製品に「Intel Inside」ロゴを付ける、という形で、PC/サーバメーカーと共同で販売促進活動を行っている。インテルは公式には明らかにしていないが、具体的には、ロゴを貼った製品が売れると、インテルがメーカーに広告費用の一部という形で一定額を支払うという形を取っていると言われている。
中国で販売されている、Linuxを搭載したモトローラ製携帯電話の例を除けば、PCやサーバ製品以外にIntel Insideのロゴが付くのは初めてだという。江田氏は「これまでのIntel Insideロゴを使用したプログラムは、PCやサーバのチームがやってきたものなので、これ(W-ZERO3)については違う形を取ると思う」と話している。
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