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スペックは平凡だが発色はきれい。シンプルで使いやすいカメラ機能──「905SH」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

AQUOSケータイこと「905SH」の特徴はやはりワンセグ機能。対してパンフォーカスレンズ+202万画素CCDと、カメラ機能にあまり力を入れていない端末とも思えてしまう。液晶回転時の使い勝手も含めて写り具合は果たしていかがなものか、実際にチェックしていこう。

200万画素パンフォーカスながら写りは安定

 では実際に画質をチェックしよう。まずは黄色い象のすべり台とあずまやを連続で。

黄色い象のすべり台
あずまや

 パンフォーカスということでディテールの描写力はあまり期待していなかったが、撮ってみるとけっこういい。等倍で見ると斜めの線がギザギザになるなどあやしいところもあったが、色はきれいに出ているし、不自然なところもさほどない。気軽にVGAモードくらいで使うなら問題ないだろう。

 さらに屋外編を。

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明るい青空と草むらの両方が入った写真
お台場にて、観覧車と謎のオブジェ

 写真左は明るい青空と草むらの両方が入るというカメラ的には難しい構図だが、空もそれなりに爽やかに青く、悪くない写り。四隅には画質低下が見られるが、200万画素パンフォーカスモデルにしてはなかなかという印象だ。

 もう少し撮っていこう。

招き猫の大群を「通常モード」で
バラの花を「接写モード」で

 写真左の招き猫は、シャープネスが強めにかかっているのでディテールはややきついが、全体としては悪くない。右のバラは、花びらの色がきちんと表現できるか不安だったが、なんとかきれいに出てくれた。

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