ニュース

写真で解説する「W41SH」(2/2 ページ)

シャープ製のWIN端末「W41SH」は、モバイルASV液晶にベールビュー、布地素材のような外観と、他キャリア向けに供給されているシャープ製端末の特徴を満載して登場した。

前のページへ |       

シャープならではのユーザーインタフェースをau端末に統合

 ダイヤルキー部は、基本的にauの標準仕様にのっとったものとなっており、左ソフトキーに[アプリ]、右ソフトキーに[アドレス帳]を割り当てている。メールとEZメニューの配置もほぼほかのメーカーの端末と変わらない。

 ただ、W41SHのダイヤルキーが1点だけ他社の端末と異なるのが、最下段の中央に「Task」と書かれたキーを搭載している点だ。この[Task]キーは、擬似的にマルチタスクを実現する機能を提供するために用意された。

 各機能が同時に利用できる訳ではないものの、例えばメールの作成中に[Task]キーを押すと、メニューに戻ることなくau Music Playerやカレンダー、アドレス帳、プロフィール、シークレット、Cメール、メモ帳、電卓、タスクリスト、データフォルダ、Myボイス、お小遣い帳、miniSD、マナー設定などが呼び出せる。ここでau Music Playerを起動すると、選曲やBGM再生の設定などが可能で、カレンダーを呼び出してスケジュールを確認したり、メモ帳のデータを参照したりもできる。各機能を利用後、もう一度[Task]キーを押すと元の作業に戻る仕様で、[Task]キーで立ち上げた機能からさらに[Task]キーで別の機能を呼び出すことはできない。

advertisement
十字キーやソフトキーは一般的なau端末とほぼ同じ配列で、機種変更をしても違和感はないだろう。十字キーと各キーのキートップは透明の樹脂になっており、下に文字や模様が配されている。[0]キーの下にある[Task]キーを利用すると、一部の機能を利用中に別の機能を起動できる
メール作成中に[Task]キーを押すと、画面下部に写真のようなメニューが表示され、ここから各種機能が呼び出せる。呼び出せない機能はグレーアウトしており分かりやすい。

 このほか、ドコモ向けのシャープ製端末に搭載されている“シャープならでは”の機能を搭載しているのも見どころだ。1画面でカメラ機能の各種設定変更が可能な「カンタン設定」や数字を入力して決定キーを押すと電卓やカレンダーなどを素早く起動できる「クイックオペレーション」、待受画面で下キーを押すと登録しておいた機能が呼び出せる「ショートカットメニュー」など、ドコモのシャープ製端末を利用してきたユーザーが違和感なく操作できる端末になっている。

 ただ、FeliCaは搭載していないほか、auの新サービスは「EZケータイアレンジ」のみの対応で、「EZチャンネルプラス」や「EZニュースフラッシュ」などには対応していない。

メニューはワイドディスプレイ搭載機ではおなじみの12項目表示だ。アイコンはシンプルながらもカラフルでやわらかな印象を与える
待受画面で上キーを押すと「EZサービスメニュー」にアクセスできる。Flashベースのメニューだが動作は軽快だ
待受画面で下キーを押すと「ショートカットメニュー」が呼び出せる。あらかじめよく使う機能を登録しておけば、簡単に各種機能が利用できる
数字を入力して決定キーを押すと、その数字に合わせてスケジュールやタイマー、アラーム設定が呼び出せる「クイックメニュー」も備える

日本語入力システムはケータイShoin4を搭載。「みられまくっちゃ」問題は修正済みだ

AMP 非対応のコンテンツです。こちらからご覧ください。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.