ダイヤルキー部は、基本的にauの標準仕様にのっとったものとなっており、左ソフトキーに[アプリ]、右ソフトキーに[アドレス帳]を割り当てている。メールとEZメニューの配置もほぼほかのメーカーの端末と変わらない。
ただ、W41SHのダイヤルキーが1点だけ他社の端末と異なるのが、最下段の中央に「Task」と書かれたキーを搭載している点だ。この[Task]キーは、擬似的にマルチタスクを実現する機能を提供するために用意された。
各機能が同時に利用できる訳ではないものの、例えばメールの作成中に[Task]キーを押すと、メニューに戻ることなくau Music Playerやカレンダー、アドレス帳、プロフィール、シークレット、Cメール、メモ帳、電卓、タスクリスト、データフォルダ、Myボイス、お小遣い帳、miniSD、マナー設定などが呼び出せる。ここでau Music Playerを起動すると、選曲やBGM再生の設定などが可能で、カレンダーを呼び出してスケジュールを確認したり、メモ帳のデータを参照したりもできる。各機能を利用後、もう一度[Task]キーを押すと元の作業に戻る仕様で、[Task]キーで立ち上げた機能からさらに[Task]キーで別の機能を呼び出すことはできない。
このほか、ドコモ向けのシャープ製端末に搭載されている“シャープならでは”の機能を搭載しているのも見どころだ。1画面でカメラ機能の各種設定変更が可能な「カンタン設定」や数字を入力して決定キーを押すと電卓やカレンダーなどを素早く起動できる「クイックオペレーション」、待受画面で下キーを押すと登録しておいた機能が呼び出せる「ショートカットメニュー」など、ドコモのシャープ製端末を利用してきたユーザーが違和感なく操作できる端末になっている。
ただ、FeliCaは搭載していないほか、auの新サービスは「EZケータイアレンジ」のみの対応で、「EZチャンネルプラス」や「EZニュースフラッシュ」などには対応していない。
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