「OPPO Find N6」は1台で仕事もプライベートもバッチリこなせる――購入から約3カ月が経過した現在でもそう確信できる。
スマートフォンとしての基本性能の高さはもちろん、折りたたみというフォームファクターがもたらす恩恵が、日々のあらゆるシーンで実感できるためだ。実際にどう役立つのかをシーン別に少し紹介する。
まずは仕事の場面においてどう役立つのかを見ていこう。
特に気に入っているのは、うたい文句である「目立たない折り目(Zero-Feel Crease)」だ。取材は決して屋内ばかりの環境ではない。屋外での取材もあり、そこでの視認性は重視するポイントの1つだ。例えば、外で立ちっぱなしで座る場所がないようなシーンではどうしてもPCは開きにくい。名刺はポケットに、ボイスレコーダーとスマートフォンを記録用途に活用すべく、立ちっぱなしの取材ではどちらも手にして臨むことが多い。
屋外では直射日光が気になる。真夏となれば特にそう感じる。しかし本機は、カバーディスプレイで最大3600ニト、インナーディスプレイでも最大2500ニトというピーク輝度を持つ。折り目が目立ちづらく、文字は直射日光が当たる場面でも非常に見やすい。完璧な折り目ゼロとまではいかないが、画面が大きくゆがんで見えるストレスはほとんどない。
本機は、業界初となる「3D液体プリント技術」を駆使した第2世代のチタンフレックスヒンジ(2nd-Generation Titanium Flexion Hinge)を採用している。超精密なレーザースキャンにより表面の微小な凹凸を検出し、UV光で瞬時に硬化させる工程を20回以上繰り返すことで、ヒンジの高さのばらつきを業界標準の0.2mmから0.05mmへと75%も削減したという。
さらに「Auto-Smoothing Flex Glass(自己修復するフレックスガラス)」により、衝撃や変形に対する耐性が従来比で向上し、微細なシワを自己修復してくれる。実際、60万回にも及ぶ開閉を繰り返してもフラットな状態を保つかどうかのテストをクリアしているそうだ。
発表会ではこれらの技術について詳細に語られたが、折り目のほぼないディスプレイの恩恵は、実際の取材現場でも十分に実感できている。
UI(ユーザーインタフェース)も気に入っている。例えば展示会の取材時、手元でメモを取りながらNotebookLMに共有して要点を整理したり、Geminiで専門用語を検索したりするマルチタスクにおいて、折りたたみスマートフォンは欠かせない。複数タスクの同時進行が快適だからだ。
このマルチタスクを後押ししているのが、OPPOの「Free-Flow Window(フリーフローウィンドウ)」という機能だ。複数のアプリを同時に表示し、それぞれのウィンドウサイズやアスペクト比を自由に調整できるため、8.12型のインナーディスプレイを活用したシームレスな作業が可能になる。Snapdragon 8 Elite Gen 5の処理能力により、重い処理を並行しても動作にモタつきはなく、ストレスを感じない。
耐久性能も気に入ったポイントの1つだ。5〜7月にかけては都内でも天候が崩れることが多かったが、悪天候の移動中でも、OPPO Find N6は水ぬれを心配せずに使える。スペックとしては業界最高水準となるIP56・IP58・IP59の等級で、日常生活の水しぶきだけでなく、最高80度の熱湯噴流や、水深1.5mで30分間の水没にも耐えられるので、過酷な環境下でも安心して使用できる。実際、土砂降りの中でも問題なく使えたが、精密機器のため使用後の乾燥は心掛けたいところだ。
プライベートでも重宝している。特に、昔の海外ドラマなどで見られる画面分割の手法を用いた作品が非常に視聴しやすいと感じている。まだ16:9比率が定着していなかった2000年代は4:3比率が主流で、そうした作品を現代の16:9比率のディスプレイで視聴すると、余白(黒帯)が生まれてしまう。ところが、そうした4:3比率の作品を本機で視聴すると、作品によっては画面いっぱいに表示でき、迫力が増すのだ。
ディスプレイのアスペクト比は以下の通りだ。
インナーディスプレイの「9.9:9」は、ほぼ正方形に近い比率(1.1:1)だが、4:3比率かつ複数のシーンを同時に見せ、同時進行を演出する作品においては非常に見やすいのだ。
例えば、複数のシーンが同時進行していることを1画面で見せる、いわゆる画面分割(スプリットスクリーン)を多用するサスペンスドラマにおいては、この正方形に近い大画面キャンバスがマッチする。作品によっては拡大表示をすることで黒帯を気にせずに、複数の情報が一度に目に飛び込んでくるため、緊迫感と没入感が増す。
魅力的に見えるOPPO Find N6の難点はやはり価格だ。公式オンラインストアなどでの希望小売価格は31万8000円に設定されており、単体で一括30万円を超える価格は誰もが気軽に体験しやすいとはいいがたい。
ただし、30万円を超えるかどうかは販路によって異なる。日本での発売当初は30万円前後したものの、現在では一部の家電量販店などの販路で既に値下げされている。例えば、ヤマダウェブコムでは通常版が27万303円、純正ケースとOPPO AI Penが付属する限定BOXでも29万8001円で販売されている。さらに、ヨドバシ・ドット・コムでは26万4850円にまで値下がりしており、ビックカメラでも28万4530円で手に入る。
また、Amazon.co.jpでは、7月26日時点で10%オフの28万6200円で販売されている。
決して安い買い物ではないが、それでも日々の仕事とプライベートの質を引き上げてくれることを考えれば、その価格に見合うだけの価値を筆者は感じた。
OPPO Find N6インタビュー:「折り目一点突破」と「Ultra」の禁じ手 日本でフラグシップを急拡大する真意
折り目ほぼなしの折りたたみ「OPPO Find N6」日本初上陸 31万8000円で4月15日に発売
「OPPO Find N6」速攻レビュー 折り目は本当にない? AIペンの使い心地からカメラ画質まで徹底検証
「OPPO Find N6」は31万円超だが「中国以外では最安」 “におわせ投稿”もおサイフケータイはなぜ非対応?
OPPO Find N6が「折り目ほぼゼロ」を実現できた理由 “品質に厳しい”日本に投じる自信Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.