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写真で解説する「W43SA」

最大4時間40分と、長い視聴時間が特徴のワンセグ携帯「W43SA」。コンパクトになったほか、録画機能も搭載するなど実用性が大幅に向上している。


カラーはウッドブラック、クレストイエロー、カララホワイトの3色

 三洋電機製の「W43SA」は、日本初のワンセグ対応機「W33SA」とターゲット層を広げた「W33SA II」に続く同社3機種目のワンセグ携帯だ。カラーバリエーションは、ポップなクレストイエローとカララホワイト、そして木目調で落ち着いた雰囲気のウッドブラックを用意した。

 ワンセグ対応機ではあるが、W43SAの位置付けはハイエンドというよりも実用性を高めた普及機といえる。「高機能で高付加価値であるハイエンドというより、より手軽にワンセグ携帯を楽しめるようにした機種。コンパクトさと視聴時間、細かい使い勝手を向上させた」(説明員)

 ワンセグ放送は、従来機と同様に専用アプリの「EZテレビ」を起動して受信する。視聴中のメール受信も可能だが、テレビ画面でメールの件名や内容を確認することはできずメール画面に切り替える必要がある。

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 テレビの連続視聴時間は最大4時間40分で、現在発表されているワンセグ対応機のなかでは最長だ。外部メモリにmicroSDを採用し、2GバイトのmicroSDを使えば最長で10時間の録画が行える。なお、内部メモリ(データフォルダ容量は30Mバイト)には8分間の録画が可能だ。予約録画には対応しない。

 ワンセグチューナーは、W33SA/W33SA IIに搭載したものから進化したタイプを搭載する。「これまでのチューナーと一番違う点は、省電力製が上がったこと。視聴時間が大幅に伸びたのは、新しいタイプのチューナーによるところが大きい」(説明員)

 2.4インチ液晶はQVGA(240×320ピクセル)TFTで、視認性に優れ広視野角のIPS液晶を採用した。サブ液晶は1.1インチ(72×96ピクセル)TFTだ。ワンセグ携帯はテレビ視聴時に最適なスタイルをとれるよう、回転2軸のヒンジなどで液晶の向きを変える機種が多いが、W43SAの場合は通常の折りたたみ型で卓上ホルダも縦置きとなる。

 音楽機能として、LISMOやSD-Audioに対応し、FMラジオの受信も可能だ。液晶側ボディの両サイドにステレオスピーカーを備え、圧縮時に失われた音声帯域を補完する「DBEX」機能搭載のヤマハ製音源チップにより、LISMOやワンセグをより高音質に利用できる。また、製品にはソニー製のイヤフォンが付属する。

 カメラはオートフォーカス付きの有効199画素CMOSを装備する。

縦長画面でワンセグ放送を視聴。手に持ったときはこの状態が自然。画面の向きは切り替え可能で、横長画面での視聴もできる。
ただし、横長画面で視聴する場合は、写真のように本体が開いたままの状態となる。手に持ったまま見るのはもちろん、机などに置いた状態でもちょっと不自然な印象だ
ワンセグとFMラジオ用のホイップアンテナを装備。液晶側のボディと干渉しないよう、手前には倒れないようになっている
テレビは、専用アプリである「EZテレビ」を起動して利用する
テレビ番組表アプリの「EZテレビ 番組ガイド」。残念ながら予約録画には対応していない
両サイドにはステレオスピーカーを搭載。信号処理機能「DBEX」により、LISMOやワンセグを臨場感のあるサウンドで楽しめる
外部メモリーにはmicroSDを採用した。推奨最大容量は2Gバイトで、最大10時間のワンセグ録画が行える

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