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総務省、ボーダフォンにHSDPAの包括免許を付与
総務省は9月13日、ボーダフォンから申請があったHSDPA対応陸上移動局の包括免許を付与すると発表した。運用開始日は10月1日の予定。
総務省は9月13日、ボーダフォンから申請のあった、1.9GHz帯を利用するHSDPA対応端末の包括免許を、電波監理審議会の答申結果に基づき付与すると発表した。北海道、東北、関東、信越、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州総合通信局と沖縄総合通信事務所における手続が終わり次第、包括免許を付与する。
ボーダフォンは申請の理由を「HSDPA及び従来のW-CDMA方式を1つの端末で利用できる携帯電話端末を導入するため」としており、免許は1967.6MHzから1977.4MHzまでの200kHz間隔の50波に対して与えられる予定。最大運用数は1547万局で、運用開始日は10月1日となっている。包括免許制度とは、電波法などで規定されている、携帯電話などの端末で個別に免許を受けることなく、1つの免許で同一タイプの複数の端末を投入できる制度。
ソフトバンクの孫正義社長は2006年度四半期決算で「10月1日までに6500局がHSDPAに対応した設備になる」ことを明らかにし、9200局まで拡張する計画を話した。また、「今年の秋には主要都市で利用できるようになる」と発言していた。
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ソフトバンクの孫正義社長は、2006年度第1四半期の決算発表会見で、携帯電話事業の説明に多くの時間を割いた。自ら率先して携帯事業を推進している様子が発言の隅々から伺えた。
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